ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

教師用指導書編集後記

 


紫陽花、文化祭!

ケンシです!

 

 

 

今日は

 

 

 

教師用指導書編集後記

 

 

 

について書きたいと思います。

 

 

 

ひぃひぃ言いながら書き終えました。

 

 

 

ケンシは大体1ページ4時間かかりました。

 

 

 

教師用指導書を書くにあたり、大きく感じたことを2つ書きたいと思います。

 

 

 

1  出版社の願いと自分(たち)の願いの折り合い

 

 

 

見本などを見せていただくと、

様々な事情があるのでしょう。

一斉授業のスタイルで指導書を書く必要がありました。

『学び合い』で書くのは厳しいです。

 

 

 

そして、かなり

 

 

 

網羅主義(教科書の内容を網羅する授業)が必要とされているようでした。

 

 

 

出版社からしたら当然ですよね。

せっかく作った教科書なんだから。

目一杯教科書を使って書いてもらいたいはずです。

 

 

 

それに対して、ケンシがどうしても書きたかったのは

 

 

 

科学的探究

 

 

 

と呼ばれる授業です。

 

 

 

なぜ〜?という中心発問とそれを支える小発問、問いの構造図で成り立つ授業で、応用可能な概念的知識の習得、批判的な思考の育成を目指す授業です。

 

 

 

主権者育成のためには網羅なんて放り投げて科学的探究で授業を行うべきだと考えています。

 

 

 

最近では、問いの構造図をつくって、科学的探究の課題を『学び合い』の考え方でやっています。

 

 

 

しかし、これで書こうとすると、今度は教科書を網羅するのがかなり大変になるんですよね。

 

 

 

でも大学時代に科学的探究を教えてくださった先生のことや、一緒に科学的探究で授業を考えてきた仲間のこと、現場への貢献を考えると意地でも科学的探究を書かせていただこうと思いました。

 

 

 

出版社の願いと自分(たち)の願い、折り合いをつけるのが大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2  調べることは愛することだ

 

 

 

本当に若造がやるには恐縮なんですが、用語解説をしなければなりませんでした。

 

 

 

用語の解説を無駄なく行う。現場へ寄与できる情報を厳選して載せる。

 

 

 

その過程で文献を大量に読み込まねばなりませんでした。

 

 

 

まさに、

 

 

 

読みたいことを、書けばいい 田中泰延 ひろのぶ ダイヤモンド社 2019

 

 

 

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で言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感動が中心になければ書く意味がない

 


お題を与えられたら、調べる過程でどこかを愛するという作業をしないといけない

 


調べることは、愛することだ。自分の感動を探り、根拠を明らかにし、感動に根を張り、枝を生やすために、調べる。185

 


愛と敬意。これが文章の中心にあれば、あなたが書くものには意味がある  185

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

です。

調べる過程で用語に対する愛、感動が芽生えました。

 

 

 

この用語、こういう目的でこう教えたらめちゃくちゃ主権者形成に寄与するじゃん!!

大好きこの単語!!

 

 

 

と、調べる過程で愛と感動を持って用語解説を書くことができました。

 

 

 

来年度出版になります。

 

 

 

あれ?この文章、この人が書いたんじゃ、、、

 

 

 

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