ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

3年目教員のブログ。社会科教育『学び合い』「真正の学び」などについて書いてます。また、読書紹介もさせていただきます。教育や社会について熱く考えていきましょう🔥

祭りの教育効果


カリフラワー!!!
ケンシです!


今日は


祭りの教育効果


について書きたいと思います。


ケンシ初の担任での演劇祭を終えました。


担任とは「任せる担当」であると解釈し、


生徒の力を信じ、とことん任せました。


たくさんのトラブルもありましたが、
なんとか終了。


他のクラスは既存の脚本をオマージュしていく中、1から新しい脚本を作成。
自分たちでクラス会議を開きより良い演劇を作るため討論、劇の直前は担任そっちのけで、円陣も組みました。


祭りなしでは、見られない場面がいくつもありました。大成長です。


中でも、演劇の他に出店も行ったのですが、その中で意見が衝突。
折り合いをつける、ことを生徒たちは全力で学びました。


授業だけでは見られなかった光景がいくつもありました。


教員の多忙化が叫ばれる中、行事を縮小する流れもあります。生徒の教育効果と教員の多忙感。折り合いをつけながらより良いものをつくっていけたらと心から願います。


演劇後、円になって劇の感想を言い合いました。
劇で花言葉が出てくるので、なぜか一人一つ花言葉を紹介する流れに。
後半の子達はしんどそうでした。
もはやネタ切れになり


「すいません、もう分からないので妄想で考えました」


という新手も出現。


劇で発想力が磨かれたのでしょうか、、、


妄想ではなく、ケンシの心に刺さったのはカリフラワー。


カリフラワーの花言葉は、








お祭り騒ぎ







だそうです。
全力で騒いだ生徒達。
ゆっくり休んでね。

『学び合い』大円団

オ〜オ〜!
ケンシです!
今日は


『学び合い』大円団


について書きたいと思います。


ケンシは今まで20弱のクラスで1000時間強『学び合い』をやってきたのですが、初めて







全員で丸くなる







状態を生徒がつくって学ぶ姿を目にしました。


1人の生徒が開始直後、


「みんなで丸くなってやろう」


と声をかけ、


おお!


と反応した他の生徒が動きだし、実現しました。


かなり狭いし大変じゃないかと思ったのですが、
隣の人との交流、ちょっと遠い人との交流、遠い人との交流


とわりと普段と同じくらい?
動けた??
ようでした。


授業後の自己評価カードには、


「丸くなってやってみてよかった!いろんな人に相談できた!」


「丸くなったことで、みんなの顔を見ながら、学べた!」


というコメントもありましたが、


やはり、


「情報交換しづらかった」


「動きづらかった」


という声も見られました。


こうした声を踏まえて、次回はどう動くのか。
楽しみです。
形は大円団でなくてもいいから、
心はWAになっておどろうの精神で学んでくれたら、、、
と願います。

定期的に語る効果的な語り

この時代の名が白ひげだ!
ケンシです!


今日は


定期的に語る効果的な語り


について書きたいと思います。


効果的というのはあくまでケンシ調べ、ケン調べなんですけれども。


根本の部分で、シンプルで、自分も熱を帯びて語れます。


今までお行儀よく机を動かして学んでいたクラスで、ロッカーを机に、壁に教科書を立てかけて学ぶ生徒が現れたので語りました。







今日、ロッカーを机にしている子達がいました。
ステキだなぁと思いました。
(生徒、ほめられると思わず、笑いと驚き)
この授業の目的は、一生の幸せ、人とつながることです。
そのための鉄の掟は、みんなができるまで全力を尽くすこと、1人も見捨てないことです。
それ以外は、誰とどう学ぼうと自由です。
自分たちにとって学びやすい環境を探究し続けてください。







授業の目的、譲れない一線、あとは自由だ、という語りは定期的にしていて、熱を帯びてるからかかなりの生徒が聴いてくれているように感じます。


『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書「プレーイング・マネージャー」になってはいけない』  出口治明  角川書店  2013


という本の明確な指示の例
→「君にはこういう権限を与えるので、こういう結果を出して欲しい」


に合致することも理由かもしれません。


あくまで願いなので、
鉄の掟
という言葉は使わない方がいいのかもしれませんが、onepieceの白ひげが好きでつい使ってしまいます。
今後も、生徒一人ひとりが何人かでいいので「家族」みたいだなぁと思えるつながりがもてるよう頑張っていきたいと思います。

はかせかた〜教員の刑事力〜


ルパン〜〜!!!
ケンシです!


今日は


はかせかた〜教員の刑事力〜


について書きたいと思います。


先日、問題行動を起こした生徒がいました。
問題行動を起こしたという証拠ははっきりと教員が手にしている状態で
ケンシと学年主任が聴き取り、指導にあたることになりました。


ケンシが聴き取りしていく、主任が何かあればフォローするという段取りでした。


いけっ、ケンシ!聴き取り!


それに対し


生徒は








シラを切る







の攻撃。






ケンシの聴き取りは効果がないようだ、、、







もどれ、ケンシ!   いけ!主任!!


主任の聴き取り!









効果はバツグンだ









なぜだ、、、


あっさり
ケンシの聴き取り


とか書いてますけどわりと時間を使いました。
ラポールが原因か?
と思いかけましたが、主任とその生徒は面と向かって話すのはほぼ初めて


なぜだ、、、


カツ丼を買わなきゃダメだったの?
田舎のお袋が泣いてるぞ


とか言わなきゃいけなかったの?


太陽に吠えなきゃだめだったの?


と猛省しましたが、冷静に分析するに


1 安心感
2 動機づけにもとづく
3 覇気


の3つが主任にはあったのかなと感じました。


1 安心感は


刑事みたいに取り調べようってんじゃなくて、事実を知りたいだけなのよね


という言葉かけから感じました。


2  動機づけは


今の自分を守るってことは決して未来の自分を守ることにつながらないぞ


という言葉かけから感じました。


シラを切るのは自分を守りたいからこそ。


その相手の動機づけを理解した言葉かけでした。


3  覇気


細部で生徒が、主任に対してシラを切りました。
それに対して、2秒溜めての








ちがうだろ






という優しくも「ああ、この人の前ではごまかしなど効かぬ」と思わせる5文字が飛び出し、
生徒は完全にノックアウトでした。


これが「経験値」なのでしょうか。
シンプルにすごい!
と感じました。


それ以来、ケンシは2秒溜めて


ちがうだろ


という練習をしています。


(ちがうだろ、やるべき訓練)







そもそも教員に刑事力が必要なこと、取調べのようなことをしなければいけないこの状態が







ちがうだろ







なのかもしれません。
何が正しいのか、より良い教育なのか
銭形警部がルパンを追い求める姿勢ばりに
考え、追い求めていきたいと思います。

クロスカリキュラムによる発見


世界ふしぎ発見!
ケンシです!
今日は


クロスカリキュラムによる発見


について書きたいと思います。


ケンシは現在、社会科と家庭科のクロスカリキュラムを担当しています。


十二単をつくろう!


などの活動を通し、多文化に強くなっていくカリキュラムです。


ペーパーテストは無し。


しかし、5段階で成績はつけなければなりません。


20人弱の生徒を3人の教員で支援できるという環境もあり、

社会科だけでは取り組むことは無かったであろう

観察法

や他教科のルーブリック

によって成績を算出しました。


新たな発見があるクロスカリキュラム。
ますます楽しみです!

赤点を取った生徒に担任は何ができるか


ちぎれないこの絆の色RED〜!!
ケンシです!
今日は、


赤点を取った生徒に担任は何ができるか


について書きたいと思います。


ケンシのクラスで赤点が出ました。


赤フンも赤飯もめでたいですが、赤点はめでたくないですね。


担任に何ができるでしょう。
やりたいことはたくさんあります。


集団に対して、「1人も見捨てない」ことの意義を語ること

なぜ学ぶか共に考えること

勇気づけること

徹底的に対話すること

そして、


『やってのける  意志力を使わずに自分を動かす』ハイディグラントハルバーソン


を読んで学んだことを生かしたいと思います。


背中を押すこと
→選択の感覚を与える
→目標何点?
→契約の力を活用する
→書かせる
→適切な引き金をつかう
→ゲームできなくなんじゃね?
→お小遣いふえんじゃね?
→伝染の力をつかう
→あいつゲームできてないってよ
→あいつ小遣い増えたってよ


いつどこで。という計画をたてた高1生は、たてなかった高1生より2,5倍問題に取り組んだ
→いつどこでを大切にすること


です。
こうした方法は、昨年赤点をとった子に有効だったので、赤点の連鎖をちぎるためにまた色々と試していきたいと思います。

読書紹介〜『混ぜる教育』〜


納豆はよく混ぜる!
ケンシです!
今日は


読書紹介〜『混ぜる教育』〜


について書きたいと思います。


『混ぜる教育  80カ国の学生が学ぶ立命館アジア太平洋大学APUの秘密』  崎谷実穂 柳瀬博一 糸井重里解説日経BP  2016


を読みました。


以下、ビビッと来た点です。







学生6000人中3000人が海外から

APUでは、いろいろな「人」が徹底的に「混ざっている」のです。キャンパスでは全国から集まった日本人と世界から集まった外国人の学生が混ざり、授業でも日本人と外国人の学生が混ざって学び、学生寮のAPハウスでも異なる国の学生同士が混ざって暮らす。あらゆる国の出身者が、混ざって勉強し、混ざって遊び、混ざってアルバイトし、混ざって喧嘩し、混ざって恋をする
APUでは、先生である教員と事務方の職員とが混ざって大学をつくり、学生と教員、学生と職員も混ざって、APUの「校風」をつくりあげました。別府という「地元」にも、国際色豊かなAPUの学生たちは積極的に混ざり、子どもたちに英語を教え、地域のイベントに参加し、ホテルや温泉旅館や飲食店でアルバイトをし、この街を彼らにとって第2の故郷にしました 20 21

真の国際大学創りに挑戦したいという立命館と地方発のブランドを創らねば生き抜けないという大分県がタッグを組んだジョイントアドベンチャーがAPU  44

「天空の城」

職員や教員の「営業活動」の成果

英語で授業が受けられるならば、欧米じゃなくて日本の大学に行きたいという声

APUの学生たち
→コミュニケーション能力が圧倒的に高く、どんな環境でもすぐに対応できて、ハードな仕事の現場でも音を上げない人が多い

糸井 さんの言葉
→温泉とグローバルって相性いいんです、たぶん。グローバルって言い方を変えれば、みんなよそ者、ってことでしょう。温泉街って、昔から傷ついた人や他にいられなくなった人が逃げ込んでくる場所です。異端の人をあっさり受け入れ、過去を聞かずに、かくまってくれる。そんな温泉街の妖しさ、やさしさ、懐の深さは、今の別府にも感じられます。温泉街は、ある種のアジール(聖域、避難所)なんです。だからこそ、異質な文化を持つ留学生が大量にやってきても、それに驚いて排除したり無視をするのではなく、まるごと受け入れてくれたのではないでしょうか。異質なひとや文化も混ざり合える。それが別府の街です。別府の温泉文化があったからAPUも学生たちもうまく混ざることができたんでしょう76 77

学生の50%を留学生に、50カ国以上から学生を集める、教員の50%を外国籍に  3つの50
2000年の開学の時点でほぼ達成
→最初っからやらないと、ずっとやらないでしょ

留学生が50%、治安が悪くなるのではという不安
→ひとづくり・まちづくり・えんづくりというパンフレットで対応

レポートの書き方とレポートを書くうえでの文献調査の方法を教える

リアル大学不要論に対して
→リアルな人間が混ざり合う教育環境は価値がある

FIRSTプログラム
→現地移動、アンケート調査。直前で目的地をあてがわれる
→ストレスが溜まる。それがいい。
→ストレスに直面すると、人は自分で考えるようになる

外国人教員に対しては
あなたのミッションはこれです
とみせる
→外国人教員が自己主張しすぎてAPUの教員の組織がうまく動かなくなるような事態を避けることが出来た

日本初の本格的な国際大学

国東半島(くにさき)
→雨少ない
→ためいけ、クヌギばやし
  →くぬぎからしいたけ
→畳の材料
→ため池からの水で漁業も
→カゼ厶准教授により、論文。世界農業遺産へ

教員と職員を混ぜて国内と海外の有力高校を行脚させる

背水の陣、失敗したら帰れないという意識

この大学は、僕のために創られる大学だ

APUがまだ影も形もないときから、海外から応募してくれた学生、教員に職員、大分の人々、寄付してくださった企業のトップ、あらゆる関係者をひきつけたのは、最初に掲げた「これからのアジア太平洋地域をリードする人材を育てる、真のグローバルな大学を創ろう」という理念に皆さんが本気で共感してくださったから
しかも、到底クリアできそうにないと思われた、『3つの50』という高いハードルを掲げたから、よけいロマンを感じて、このハードルを超えるために力を尽くしてくれた  200

APUの開学は、大学を創るというよりは創業したばかりのベンチャーのよう

前例がない構想の大学だったので、案外プレッシャーはなかったんです。絶対実現させるぞという高揚感が初期メンバー全員にありました

文部省に怒られても25回足を運ぶ

坂本初代学長のリーダーシップ
→情熱を持って取り組んでいるなら絶対失敗しないだろうと思わせる何かがあった

留学生トラブル
→高速道路を歩いてしまう
→時間通りにこない、子供会や小学校

対応
イエローカード
→学生ハンドブックを具体的にかきかえる
  →○○をしたら停学、奨学金の取り消しなど

チャイグリッシュ、シングリッシュ、ヒングリッシュを学生が拒絶
→世界には色々な英語があるのにいちいち拒絶していられるかと説得

混ぜるというのは混沌を認めることだ。ある意味でマニュアル化、定型化を拒否することだ
だから常に緊張を強いられるし、常に手間がかはかかる。しかしそれこそがグローバリゼーションであり、多様性を認めることなのだろう280

41億の寄付を集めた秘策

95年というのは、国内で完結していた古い日本経済が終わろうとし、ITを核に経済がグローバル化するまさに変わり目の年  286
→APUの開学発表
→ウインドウズ95

お願い文
→アジア太平洋地域は、未開発の資源や人口や多様な文化を豊かに抱え、21世紀の世界経済の活力の場となることは、誰の目にも明らかです。何よりも大切なことは国際的に通用する人材を育成することです。その人材によって、アジア太平洋地域の潜在能力を引き出すことは、日本国の役目であり、日本のためであり、企業のためであります

経団連トップにお願いを

仲良い人にお願いをしてもらう

豊田の会長に断られても橋本総理からお願いしてもらう!

企業人材の短期留学を行っている

外国人居住率
シンガポール3割
→ニューヨーク35%
→ロンドン50%
→東京3%

ヤマト運輸の初外国人係長APU生






ここでいきてみてぇ。日本初の本格的な国際大学でいきてみてぇ、と思いました。
教員としてか、学生としてか、地域住民としてか分からないけれど。そう思いました。


このような革新的な学校を生んだのは
→ロマンで動く人が一定数いるということ
→そして日英ダブル授業(需要を満たす)
→大学の後ろ盾
→コネクションフル活用


あたりかなと感じました。


また、秋田県国際教養大学との比較が欲しいなと思いHPを見ると

2004年開学、留学生20% 英語のみの講義

という点がAPUとは異なるようです。
(APUは2000年開学)


なにより、徹底的に「混ぜる」点がAPUはすごい。


ケンシも
男女、学年、教職員と生徒、地域、納豆。
たくさん混ぜていきたいと思います。

その他の教育ブログはこちら→ にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村