ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

生徒指導提要改訂ポイントを元生徒指導部教員がざっくばらんにまとめてみた!

 

チェンジ!
ケンシです!


今日は


生徒指導提要改訂ポイントを元生徒指導部教員がざっくばらんにまとめてみた!


について書きたいと思います。


「生徒指導はこうしよう!」
とまとまっている生徒指導提要が改訂されました。


しかし、一体どこが変わったのかわかりづらい


という方もいるのでは無いでしょうか?


そこで、ざっくばらんに


元生徒指導部教員


がまとめてみました。
よろしければご覧下さい。


〇目次について


・目次第一章 生徒指導の意義→生徒指導の基礎へ 変更 
定義 という項目ができる
(何でもかんでも生徒指導ということで教室マルトリートメントが起きるのを防ぐためか??)

・第二章 に「発達を支える教育課程」が加筆
発達障害増加への対応か?)

・チーム学校をかなり押し出すようになった 

・教育相談のページ数が減ってしまった?

・多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導という章が増設


〇第1章 生徒指導の基礎

 


自発的 ・主体的にという文言が生徒指導の定義に加わる 社会的資質や行動力を高めるという定義は削除 (p12)
(生徒指導でもアクティブラーニングの要素、教えるから支えるが反映されている?)
(社会的資質や行動力はあいまいだった? なぜ?)


2軸3類4層の新設(p17)


教職員のメンタルヘルスについて記載(p28)


PDCAサイクルについて記載(p29)


ICTの活用について記載(p32)


幼児教育との接続について記載(p33)
(この10年で『幼児教育の経済学』をはじめとして、幼児教育への熱高まってるもんなぁ)

 

 

〇第3章 チーム学校による生徒指導体制


一人でやろうとしないと明記(p71)

チームの種類について明記(p91)

 


〇第11章インターネット・携帯電話に関わる問題

 


GIGAスクール構想により整備した1人1台端末の扱い
教職員が児童生徒の書き込みを確認でき るように設定する(p237)


「性的マイノリティ」に関する課題と対応が記載(p254)
性同一性障害に係る児童生徒に対する学校における支援の事例
学校における支援の事例 服装 ・自認する性別の制服・衣服や、体操着の着用を認める。 髪型 ・標準より長い髪形を一定の範囲で認める(戸籍上男性)。
更衣室 ・保健室・多目的トイレ等の利用を認める。
トイレ ・職員トイレ・多目的トイレの利用を認める。
呼称の工夫 ・校内文書(通知表を含む)を児童生徒が希望する呼称で記す。
・自認する性別として名簿上扱う。
授業 ・体育又は保健体育において別メニューを設定する。
水泳 ・上半身が隠れる水着の着用を認める(戸籍上男性)。 ・補習として別日に実施、又はレポート提出で代替する。
運動部の活動 ・自認する性別に係る活動への参加を認める。
修学旅行等 ・1人部屋の使用を認める。入浴時間をずらす。
(p256)


など様々な変化が見られました。


まとめると


・より一層指導から支援に切り替わっている
・チーム学校への意識
発達障害への配慮
・LGBTQIAへの配慮


が押し出されているように感じました。


少しでも


生徒指導提要のどこが改訂されたか気になる!


方に貢献できれば幸いです。

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