ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

査読論文までの道のり〜原稿(論文?)を学会誌に載せていただきました!  

 

おくりびと
ケンシです!


今日は


査読論文までの道のり〜原稿(論文?)を学会誌に載せていただきました!


について書きたいと思います。


原稿(論文?)を学会誌に載せていただきました!


私は今まで


教育雑誌の原稿や教師用指導書、学術書に引用していただく


などに取り組んできました。


詳細はこちらなどから。


https://kenshimanabiai.hatenablog.com/entry/2021/10/12/183619


https://kenshimanabiai.hatenablog.com/entry/2020/10/04/183256


https://kenshimanabiai.hatenablog.com/entry/2022/09/07/090036


次は


査読論文に挑戦したい!


と考えています。


今までの取り組み、執筆は


現場でこうでした!


とまとめるもので、


現場で使える情報を集めている


という人には貢献できる(かもしれない)ものでした。
しかし、学術的に認められたアプローチとは異なるため、限界があります。


そこで、査読論文に挑戦したいと考えました。
実は、査読論文にも何回か挑戦しているのですが、中々査読の通過が難しく、、、


まずは、査読のない(ゆるい)学術誌に挑戦し、載っけていただくことになりました。


タイトルは


通信制高校における主権者教育の困難性


です。


ご興味のある人はぜひご連絡ください。
原稿をお送り致します。

新聞記事に載せていただきました!その舞台裏

 

まだ、ここにない、出会い
リク、
ケンシです!


今日は


新聞記事に載せていただきました!その舞台裏


について書きたいと思います。


新聞に載せていただきました!
紙面も電子版でも!
電子版はこちらから!
https://www.tokyo-np.co.jp/article/189056


新聞記事に広告を出すには、
1p1億円かかると、大学時代、情報学の教授に教えていただきました。


それを無料で載せていただけたんす。


一体なぜ、新聞記事に載せていただけたのか。


それは、この記事でも書かせていただいたのですが


https://kenshimanabiai.hatenablog.com/entry/2022/09/07/090036


「つながり」



「書き続けたから」


です。


今回は、教育実習でお世話になった先生が新聞記者の方とつないでくれました。
教育実習でお世話になった先生はとんでもない人で、実践がすごく素晴らしいのはもちろん、最終的に大学教授になられました。
そうした方とのつながりを大学、教育実習で得られたのは大きいです。


そして、その恩師がなぜ私に声をかけてくれたかというと


「書き続けたから」


です。
他にたくさんの教育実習生もいた中で声をかけてもらったのはこのブログやFacebookで発信を続けていたからです。


学術書に引用してもらいました!
本に載りました!
新聞に載りました!


と書いていくのは自慢しているようで鼻につくし嫌だなぁと思う気持ちもあったのですが


こんなことがあったよ!


と書き続けることで


「文字がそこへ連れてゆく」
つまり、どこか素敵な出会いへと、文字が連れていってくれると考えています。

 

本に載りました!〜その舞台裏〜  

 

侮れない!
ケンシです!


今日は


本に載りました!〜その舞台裏〜


について書きたいと思います。


本に載りました!


f:id:kenshimanabiai:20220914085840j:image

『教師×転職』


https://amzn.to/3U0wpXE


という本です。
僕は


公立中、海外勤務(日本人学校)、株式会社(通信制高校


で働いてきました。
2度の転職をしています。


その経験について話をさせていただいて、20p弱載せていただきました。


そしてなんと!
詳しくは書けないですが謝礼までいただいてしまいました!!!


なぜ謝礼をいただけたのか。
なぜ本に載れたのか。
今日はその舞台裏について書いていきたいと思います。


1 採用試験!?


まるで採用試験か!?
就活か!?


というプロセスでした。
ネットで申し込み
書類(?)選考
一次面接
二次面接


という流れでした。


まずは申し込んでみるのが大切ですね。
そして、こうした選考を経てなぜ載っけてもらえたかというと


2「かけ算」と「レア度」


が大きいなと思います。


どういうことかというと、福田は大学を
でてから大きく三つの職場を経験しました。
公立の中学校、海外の学校、そして通信制
高校です。「公立中」×「海外」×「通信制
という三つの経歴をかけあわせて働いて
いる人はなかなかいない、「レア」だと思って
いただけたようなんです。


以上、採用試験のような選考にチャレンジしたこと
それを「かけ算」と「レア度」でその中から選んでいただき、本に載ったという話でした。


そして、そもそもこの募集の情報を運んできてくれたSNSは侮れないですね。


今後も、みなさんの役に立てる情報を発信出来れば幸いです!

 

文字がそこへ連れてゆく〜学術書に引用していただいた話〜  

 

ドンブラコ!
ケンシです!


今日は


文字がそこへ連れてゆく〜学術書に引用していただいた話〜


について書きたいと思います。


真正の評価


https://amzn.to/3KOfzqL


という学術書で引用していただきました。


引用していただけた理由として2点あります。


1 つながり


大学の時、4年間ゼミでお世話になった先生が引用してくださいました。
このつながりはやっぱり大きかったです。
最近、思うのが


いい大学に行くべきだ


ということです。やはり、いい大学なら、いいつながりができると思います。


ここでいう「いい大学」


というのは、人によると思います。


偏差値なのか、先生の熱意なのか、論文を出している数なのか。学生の数なのか。卒業後の進路決定率なのか。


人によって違うと思いますが、


「いいつながりがつくれそうだ!」


という大学を選ぶのは1つかなと思います。


そんな選択が僕には幸運なことにできたのかもしれません。


2 文字がそこへ連れてゆく 書き続けたから


今回、引用していただいたのは


こちら
「企業人も舌を巻く! 真正の学びによる「考える社会科」」
https://iss.ndl.go.jp/sp/show/R000000004-I029536950-00/


です。


明治図書さんの教育雑誌に載せていただいた原稿です。


とにかく休み休みではありますが毎年毎年書いています。


このブログでは、大好きでよく引用する


読みたいことを、書けばいい 田中泰延 ひろのぶ ダイヤモンド社 2019

https://amzn.to/3aKf4Lr

で言う

 


文字がそこへ連れてゆく 238

 


ということを信じているからです。
書けば、文字が新たな出会いのある場所へと連れてってくれる


そう信じています。


最近は、参考書の執筆などもやらせていただいており、このブログのペースがドンドコ落ちておりますが、書き続けていきたいと思います。


今後ともよろしくお願いします!

科学的探求学習3ヶ月の成果  

 

ミニ!
ケンシです!


今日は


科学的探求学習3ヶ月の成果


について書きたいと思います。


「問いの構造図に基づく授業開発の実際と 質的改善に関する研究―生徒の知的性向の成長と教師の授業改善に関する問題提起-」星 瑞 希
https://researchmap.jp/mizukihoshi/published_papers/32081864


にも詳しく書いてあるのですが、自分の実践から感じた生徒の変化も書いておきたいと思います。


2021年4月〜7月頭頃までの科学的探求学習の成果です。


※科学的探求学習は、なぜという中心発問を、小さな発問をしながら、生徒が資料を見たり議論したりして回答を探求していく授業です。


このブログではこんな記事を書いていますが
https://kenshimanabiai.hatenablog.com/entry/2021/10/30/184635
詳しくはぜひ


『社会科授業づくりの理論と方法』
https://amzn.to/3wkwOK7


こちらをお読みください。


ブログで書こうと思ったテーマをメモしているのですが、ブログを書くペースが最近ゆっくりで去年の内容になっています、、、


今回、書くのは世界史。
通信制高校


レポート授業


というものになります。


通信制高校では、レポートが課せられるのですが、それを支えるための授業です。


授業は11回やり、そのうち5回科学的探求学習を実践しました。
残り6回はレポートを支える知識を網羅する授業となりました。


参加生徒はなんと2人です。


こうした授業を5回までを前半
6回からを後半と分類して分析すると


2つの成果が得られました。


1 生徒からの問いが多くなる


授業中、単元の前半は
全然、生徒からの問いはありませんでした。
しかし、後半になると平均して1授業2,3回は生徒からの問いが出るようになりました。


また、授業終わりの


振り返りカード(感想、疑問を書いてねという内容)


に問いを書いてくれる頻度が変わりました。
Aさんは前半はほとんど問いを書いていませんでしたが、後半になると2回に1回の頻度で問いを書いてくれるようになりました。


ラポールが形成されつつあっただけなのかもしれませんが、大きな変化です。


2 生徒からの問いになぜが増える


Bさんは振り返りカードで単元の前半
毎回、質問を書いてくれました。しかし、その質問は




どのように


という問いが多かったです。


それが後半になると


2回に1回の頻度で


なぜ


という問いを書いてくれるようになりました。


あまりに事例数が少ないですが


こうした傾向は、ほかの年度でも見られたものであります。


問いを持つ力。
なぜと考える力。


これらが科学的探求学習で身につくと思っています。

『22世紀の民主主義』を社会科教師はどう生かすべきか  

 

ご一読を!
ケンシです!


今日は


『22世紀の民主主義』を社会科教師はどう生かすべきか


について書きたいと思います。


22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 成田悠輔 SB新書 2022


f:id:kenshimanabiai:20220819120342j:image

https://amzn.to/3PC6JgA


を読みました。


民主主義と闘争する、逃走する、つくりかえる
3つのアプローチについてよく学べる本です。


この本を通して、社会科教師は自らの社会科観や生徒の社会科観を


問い直す機会がつくれるなと思いました。


具体的に3つのポイントがあるように感じます。


1 合理的な投票ができる主権者を育てる


本書では

 


選挙なしの民主主義は可能だし、実は望ましい 160

 


と述べられています。
ポピュリズムなどに流されてまともな投票をしている人は少ないことが背景です。


これに対して、
社会科は


合理的な投票ができる主権者を育てるのが社会科なのかも!?


と改めて問い直す機会にできると感じました。


2 投票以外の政治参加もできる主権者を育てる


本書では、主に


政治参加=投票


という論調で議論が進んでいきます。


これに対して、


投票以外の政治参加もできる主権者を育てるのが社会科なんだぞ!


と問い直すことができます。


政策提言やロビー活動などがありますね。


まさにこの本では、現在の投票制度を痛烈に批判し

 

 

本当に問題なのは、情報通信環境が激変したにもかかわらず、選挙の設計と運用がほとんど変化できていないこと 82

 


などと述べています。
このように、選挙制度の在り方そのものを提言できる主権者を育てるのが社会科なのかも!?


と問い直す機会になります。


3 熟議で考え続ける主権者を育てる


本書では、

 


無意識データ民主主義 17

人間はふだんはラテでも飲みながらゲームしていればよく、アルゴリズムの価値判断や推薦・選択がマズいときに介入して拒否することが人間の主な役割になる 20

 


を主張しています。


人々の日頃の会話や体温などをデータ化して、それをエビデンスにしアルゴリズムが判断を下す。
それがあまりにもマズイ場合は人間が介入すれば良いという主張です。


そもそもデータをどうやってとるんだ、、、


という話もありますが、それは技術の発展ということで一旦おいておきます。


この方法に対して、


熟議で考えが変容する可能性があるのに、いつのデータをとるんだ??


とも疑問が浮かびますが


選挙だから!
熟議をするというのはもちろん
常日頃から熟議をする必要があるんですね。
熟議で考え続ける主権者を育てられているか、問い直す機会になりました。


ぜひ、社会科に携わる人はご一読いただけると幸いです。

橋下徹『実行力』vs『ティール組織』

 

エボリューション!
ケンシです!


今日は


橋下徹『実行力』vs『ティール組織』


について書きたいと思います。


みなさんはチームの意思決定はどう行われるべきだと思いますか?


リーダーがしっかり決めるべきだ!
みんなで決めるべきだ!


いろんなアイデアがあると思います。


そこで今日は、


2つの考え方を考察しながら考えていきたいと思います。


1 『実行力』(橋下徹


『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』 橋下徹 PHP新書 2019


https://amzn.to/3PXzsx0


では、

 


僕と違う意見でも、意見はどんどん言ってください。議論しましょう。ただし、最終的に僕がトップとして決めたことには従ってください 22


調整役というのは、トップの一つ下か、二つ下のポジションに担ってもらうことです。トップは大きな方向性を示して、組織をリードしていくのが役目 56


決断・判断・決定をしていくことがリーダーの役目 58

 

という


話は聴くけど
最終的にはリーダーが決めるからね!
というチームの意思決定について述べられています。


それに対して、


2 ティール組織


ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー 英治出版 2018


https://amzn.to/3OZP3Lk


では、


意思決定に関する権限や責任を管理職から個々の従業員に譲渡していく意思決定について述べられています。


このサイトもわかりやすいです。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/35603


3 考察


私は、時代はティール組織だ!


と考えていたのですが、


ある程度議論して、ある程度の納得感をみんなが得たあとに
リーダーが


〜いう意見もあるけど、今は〜という状態におかれているので、〜という価値観を重要視していくね。だから〜という選択肢で行くよ!


とリーダーが言えるなら、


実行力


的な最後はリーダーが決める!


というチームの意思決定もありかもなと揺らぎました。


しかし、


ティール組織は


リーダーなど個人がマネジメントをしていた組織が徐々に


個々のメンバーが意思決定をしていくように進化していくと考えられています。


やはり、『実行力』を経て『ティール組織』に進化していくのでしょうか。


ティール組織に進化するための方法はまたいずれ書きたいと思います。


いかがでしたでしょうか?


チームの意思決定はどう行われるべきか


考えたことのある方に貢献できれば幸いです。

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