ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

若者言葉に賛成側のエビデンス〜『デジタルで変わる子どもたち』〜

 

千鳥ヶ淵
ケンシです!


今日は


若者言葉に賛成側のエビデンス〜『デジタルで変わる子どもたち』〜


について書きたいと思います。


若者言葉はけしからん!


と言われるけれど、自然に使っちゃってるな〜
でもけしからんのか〜
どうしよっかな〜


と思う方はいませんか?


私も


マジで
もろて
ぶちあげ
〜しか勝たん


など高校生に混じってつかうこともあります。


そこで、


若者言葉に賛成側のエビデンスをご紹介いたします。


デジタルで変わる子どもたち 学習・言語能力の現在と未来 バトラー後藤裕子 ちくま新書 2021


f:id:kenshimanabiai:20220726220642j:image

https://amzn.to/3y8gXhZ


によると、言語習得・言語使用の本質とは

 


身体化した思考、社会性、感情・情緒の伝達
281

 

ということが述べられています。


直接的に、若者言葉のエビデンスとして取り上げられているわけではないのですが、


これらの論で、若者言葉の使用を支えるエビデンスになると考えました。


まず、

 


言語習得・言語使用の本質(身体化した思考、社会性、感情・情緒の伝達) 281

 


についてです。


正しく伝えるとか、歴史を意識した言葉遣いなどは


言語使用の本質には入ってこないんです。


社会性、つまり社会で伝わるか
感情・情緒が伝わるか


というのが言語使用の本質なんですね。


社会で伝わるかは微妙なんですが、10代のやりとりをみてるとかなり、感情は伝わってる様子です。


言語使用の本質から考えると若者言葉は妥当なのかも??


みなさんは若者言葉についてどう思いますか?


考えてもらえたらブチ上げ!!!

三者面談で教員が気をつけること〜タイプ別の内容と留意点〜

 

 

郷勇!

ケンシです!

 

 

今日は

 

 

三者面談で教員が気をつけること〜タイプ別の内容と留意点〜

 

 

について書きたいと思います。

 

 

三者面談って一体、何をしたらいいんだろう?

 

 

と疑問に思う初任の先生方

このような初任の先生が周りにいらっしゃる先生方は

いらっしゃいませんか?

 

 

今回はこうした疑問をお持ちの先生方に向けて、

 

 

公立中、海外、通信制で勤務した経験を生かして

 

 

三者面談で教員がすべきことをタイプ別にお伝えしたいと思います。

 

 

三者面談をなぜ行うのか

 

 

そもそもなぜ三者面談を行うのでしょうか?

 

 

「進路面接を生かした進路指導について : 三者面談を生かした進路指導」高柳真人 『研究紀要 (37)』 pp45-pp50 1998 筑波大学附属坂戸高等学校

 

 

によると

高校生から見た

三者面談をやる意義は

 

 

進路実現

自己理解

 

だそうです。

 

 

仮にこれらを目的としたとして、なぜ保護者がその場に必要なのでしょうか?

 

 

よくいわれる

 

 

1on1ミーティング

 

 

などでもいいのではないでしょうか?

 

 

パトロン(お金を出す人)として保護者の方の了承がどうしてもいる。

自己理解を深めるために他者の目は多いほうがいい。

 

 

というのが1on1(二者面談)ではなく、三者面談をやる理由だと考えています。

 

 

こうしたことをまとめて、三者面談を

 

 

自己理解を深め、進路決定を支える場

 

 

と定義します。

 

 

定義はしぼれても生徒や保護者によってやることが違いますので、

 

 

のタイプに分けて教員が気をつけること、すべきことをお伝えします。

 

 

タイプを分けるとき、自分は

 

 

進路決定具合  

三者の課題感 

コーチング受け入れ具合

保護者との連携具合

 

 

などを基準にしています。

 

 

1 とにかくほめる(正のフィードバックをする)タイプ

 

 

このタイプは40人学級で1人いるかいないかでしょうか。

進路決定具合も良好。ほとんど決まっている。 

三者の課題感もない。(本人も親も教員もかなりよくやっていると思っている)

コーチング受け入れ具合も良好だが、本当によく努力しているので特段コーチングを緊急に行う必要性がない

保護者との連携具合も良好。決めた進路や自分が今取り組んでいることを保護者にもご理解いただいている。

 

 

というパターンですね。

課題が見つかれば下記、2のパターン。

本当に課題がないようであれば、

 

 

とにかくほめる(正のフィードバックをする)

 

 

を行いましょう。

進路実現に向けて、今取り組んでいる努力の後押しをします。

 

 

2 行動目標を引き出すコーチング タイプ

 

 

このタイプは

進路決定具合は、良好な場合もこれからの場合もあります。 

三者の課題感もあり。(本人、親、教員の全員。あるいは一人以上がもっとこうしたらいいのにと感じている。)

コーチング受け入れ具合も良好。(心身の状態に問題がない。)

保護者との連携具合は最低限対話ができる。(情報共有がされていなければこの場でする。)

 

 

行動目標を引き出せるようにコーチングしていきます。

進路が決まっていないなら、

 

 

大学と専門学校の違いはもう知ってる?

これから調べるならどう調べる?

いつまでに調べ終わりそう?

 

 

など問いかけて期限の決まった行動目標を設定していきます。

 

 

進路が決まっているなら

 

 

進路実現に向けてどんな努力をしてるの?

今の努力量で足りそう?

スキマ時間はどう使う?

 

 

など問いかけます。

 

 

3 方向性を引き出すコーチング タイプ

 

 

このタイプは、

 

 

2 行動目標を引き出すコーチン

 

 

とほとんど同じ状態ですが

 

 

コーチング受け入れ具合

 

 

だけ異なります。

心身の状態に課題があり、

 

 

行動目標まで引き出すと

しんどくなってしまう、疲れてしまう

 

 

という子です。

もともとしんどい思いを抱えていたり、友人や家族とトラブルがあったりする子ですね。

 

 

こうした子は

 

 

方向性だけ引き出していきます。

 

 

進路が決まっていないなら、

 

 

大学と専門学校の違いはもう知ってる?

 

 

と問いかけ、知らないようなら

調べていけるといいね〜

 

 

程度の声かけに留めます。

 

 

私の課題が

 

 

2 行動目標を引き出すコーチング タイプ

 

 

ではなく、この

 

 

3 方向性を引き出すコーチング タイプ

 

 

に留まってしまうことが多いという点です。

 

 

行動目標まで引き出したらしんどいかな〜、そこまでやらなくていいかな〜

 

 

と思っていたんですが、

 

 

尊敬する同僚の先生はガツガツ行動目標まで引き出されていて、

 

 

うおお、自分ももっとできるぞ

 

 

と刺激をもらっています。

 

 

4 情報の共有に留めるタイプ

 

 

このタイプは

 

 

進路決定具合 、三者の課題感、

コーチング受け入れ具合は様々なんですが、なにより

 

 

保護者との連携具合

 

 

が大変な状態です。

 

 

口を開けばどちらかが一方の悪口を言う

 

 

いつも普通に話してくれるのに、生徒が保護者といるとふてくされて全然話してくれないし、こちらの話も通らない

 

 

ような状態です。

 

 

こうなってしまっては、ほめも行動目標も方向性も何もないので、情報共有にだけ留めます。

 

 

事前に生徒と話しておいて、もしくは面談の場でなんとか最低限、話してもらって

 

 

その情報を保護者に伝える

 

 

というイメージです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

 

三者面談で教員が気をつけること、すべきことについて

 

 

1 とにかくほめる(正のフィードバックをする)タイプ

2 行動目標を引き出すコーチング タイプ

3 方向性を引き出すコーチング タイプ

4 情報の共有に留めるタイプ

 

 

の4つのタイプ別に分けて留意点などをまとめてみました。

 

 

三者面談って一体、何をしたらいいんだろう?

 

 

と疑問に思う初任の先生方

このような初任の先生が周りにいらっしゃる先生方

 

 

に貢献できれば幸いです。

 

紙と電子書籍はどっちがいい?〜『デジタルで変わる子どもたち』のエビデンスから〜

 

 

サイニー!

ケンシです!

 

 

今日は

 

 

紙と電子書籍はどっちがいい?〜『デジタルで変わる子どもたち』のエビデンスから〜

 

 

について書きたいと思います。

 

 

GIGAスクール構想が進んでタブレットが普及。

画像は簡単に共有できるし

重たい教科書なんてわざわざ使わなくていいでしょ!

でも「子どもに買わせた以上、使わせないと」とか「やっぱり紙がいいでしょ」

とかも言われるしどうしたらいいんだろう?

と疑問に思う方はいらっしゃいませんか?

 

 

そこで今日は

 

 

『デジタルで変わる子どもたち 学習・言語能力の現在と未来』 バトラー後藤裕子 ちくま新書 2021


f:id:kenshimanabiai:20220701182832j:image

 

https://amzn.to/3y8gXhZ

から、

 

 

紙と電子書籍はどっちがいい?

 

 

という問いに役立つ知見を共有できればと思います。

 

 

本書では、

 

 

 

 

細部の情報を記憶したり、推測しながら読む力においては、紙媒体での読みのほうがパフォーマンスが良い傾向124 125

この傾向は、大学生だけでなく、子ども(小学生)にもあてはまる125

 

読みに関わる空間記憶のようなものは、スクロールで流動するデジタル・テクストより、空間が固定されている紙の上での読みのほうが定着度が高い 127

 

紙媒体はペアワークでのアイコンタクトを促進 131

 

 

 

 

と述べられています。

なので、紙を使いたい人はこのエビデンスを使って堂々と紙を使っていただければと思います。

 

 

え、もうデジタル一本でいこうと思ってたのに、、、

 

 

という人には

 

 

 

 

使いわけの大切さ

→大まかな傾向をつかみたい時には、デジタル媒体

→詳細な情報を正確に得たい時には、プリントアウト

138

 

 

 

 

という論が展開されています。

なので、この論を応用し、

 

 

基本はデジタルで、単元の中で必要なときに必要な分だけ紙も使います。

 

 

というアプローチでもいいのかもしれませんね。

 

 

残念ながら(?)、紙をすべてなくして大丈夫というエビデンスはこの本にはありませんでした。

 

 

ちょーーーっとだけでも紙を使うか、もしくは使うフリをするか(?)

するといいのかもしれません。

 

 

デジタルだけで大丈夫!すべてのデメリットを解消できる!

 

 

というエビデンスを見つけたらぜひおしえてください。

時代を通観する問いの例〜『平城京の時代』〜

 

 

ハッピーセット

ケンシです!

 

 

今日は

 

 

時代を通観する問いの例〜『平城京の時代』〜

 

 

について書きたいと思います。

 

 

平城京の時代 シリーズ日本古代史④』 坂上康俊 岩波新書 2011


f:id:kenshimanabiai:20220626103647j:image

 

https://amzn.to/39UCvGK

を読みました。

 

 

・時代を通観する問いを授業に盛り込むためにはどうしよう?

・時代を通観する問いだけじゃ、生徒が興味を持たないんじゃないか?

 

 

という人に向けて書きたいと思います。

 

 

時代を通観する問いを授業に盛り込むためにはどうしよう?

 

 

日本史探究などで、学習指導要領上、「時代を通観する問い」を表現することが求められるようになりました。

 

 

急にそんなこと求められても困っちゃう。

という先生もいるかもしれません。

どうしたら、時代を通観する問いを授業に盛り込めるのでしょうか?

 

 

私としては、「本を読もう」

 

 

に尽きるなと思います。

特に時代像を描こうとしている本に出会えると最高です。先程紹介した

 

 

平城京の時代 シリーズ日本古代史④』 坂上康俊 岩波新書 2011

 

 

では、平城京の時代を

 

 

 

 

ナショナリズムの高揚の中で、この時代に日本の国家と文化の原点ともいうべき高い評価 ⅲ

 

 

 

 

に値すると述べ

 

 

 

 

平城京の時代が現在にまで残した最大の遺産は、日本国家の「枠組み」226

 

 

 

 

と述べています。

 

 

これらの文章、この本を生かして

 

 

平城京の時代とはどんな時代か?

 

 

と問い、探究していくのもいいかもしれません。

 

 

時代を通観する問いを授業に盛り込むためには

 

 

  • 本を読む
  • 時代像を描こうとしている本に出会う
  • 問いを立てる

 

 

が必要なのかもしれませんね。

 

 

しかし、これだけでは物足りない人もいるのではないでしょうか?

 

 

時代を通観する問いだけじゃ、生徒が興味を持たないんじゃないか?〜本質的な問い〜

 

 

平城京の時代とはどんな時代か?

 

 

と問われて

 

 

知りたい、考えたい

 

 

と思う高校生は少数です。

 

 

そこで、

 

 

『コモングッドのための歴史教育

https://amzn.to/3qRv0FH

 

『歴史総合パートナーズ9 Doing History 歴史で私たちは何ができるか? 』

https://amzn.to/3Do2nVE

 

『社会科授業づくりの理論と方法』

https://amzn.to/3OnD7Ue

 

『真正の評価』

https://amzn.to/3u6AePt

 

 

などを生かして

 

 

現代の問題にも通じる問い

来歴を探究する問い 

 

 

つまり、

 

 

本質的な問いを

時代を通観する問いとセットで問うのが手です。

 

 

平城京の時代とはどんな時代か?

 

 

 

 

日本政府はいつからあるのか

 

 

日本人というアイデンティティが生まれたのはいつ頃だろうか

 

 

という問いを加えると

 

 

平城京の時代とはどんな時代か?

 

 

と問うだけよりは、

多くの生徒の探究心を引き出せると思います。

 

 

こうした

時代を通観する問い

本質的な問い

 

 

について考えることができたので

 

 

平城京の時代 シリーズ日本古代史④』 坂上康俊 岩波新書 2011

 

 

https://amzn.to/39UCvGK

 

 

はおすすめです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

・時代を通観する問いを授業に盛り込むためにはどうしよう?

・時代を通観する問いだけじゃ、生徒が興味を持たないんじゃないか?

 

 

と思う人に貢献できれば幸いです。

3ヶ月に1回歯医者に通っていたのに、銀歯を4本入れられた20代が送る「後悔しない歯医者の選び方」

 

 

ペンション!

ケンシです!

 

 

今日は

 

 

3ヶ月に1回歯医者に通っていたのに、銀歯を4本入れられた20代が送る「後悔しない歯医者の選び方」

 

 

について書きたいと思います。

 

 

もうタイトルのとおりなんですが、

3ヶ月に1回歯医者に通っていたのに、銀歯を4本入れられました。

20代です。

 

 

悔しいです。

銀歯をいれるって、虫歯も削るんですが、銀歯をいれるために虫歯の周りも削るんですよね。

健康な歯も失うやるせなさ、悲しみ。

 

 

この悲しみを

 

 

・銀歯をいれられたくない

・「近所だから」という理由で歯医者を選んでしまっている

 

 

という人に向けて

二度と同じ悲しみが生まれないように「後悔しない歯医者の選び方」を書くことで昇華したいと思います。

 

 

銀歯をいれられてもいい。

 

 

という人は読んでいただかなくて大丈夫です。

 

 

まず、私の状況なのですが

 

 

2021年3月まで海外で働いていました。

この間、歯医者にはまともにいけず、、、。

ちょっと歯が痛かったので帰国後、家の近くに歯医者にいくと

 

 

「あぁ、こりゃもう銀歯だね」

 

 

と言われてショックを受けました。

このとき、26歳。人生初の銀歯宣告で打ちひしがれました。

 

 

信じられない!

 

 

セカンドオピニオンだ!

 

 

少し遠いけれど、慣れ親しんだ歯医者にいくと

 

 

「あぁ、こりゃもう銀歯だね」

 

 

と言われました。

慣れ親しんだ歯医者がいうなら、、、

 

 

と2021年7月に銀歯が2本入りました。

 

 

ウェルカム銀歯。

銀がなかったときの自分に比べて銀が加わったんだから、人としての価値あがったんじゃね?

 

 

と自分に言い聞かせましたがすぐに

 

 

 

 

もう二度と銀歯をいれられたくない

 

 

 

 

と腹の底からセリフが出てきました。

 

 

そこで、

歯医者に行く頻度をどうしようと考えていると

 

 

この記事を見かけました。

https://musee-white.com/column/list/voice/02/

 

 

なるほど。

年に0,1回の人が半数だけど

年に2~5回の人は4割弱いるんだ!

 

 

よし。まずは年2回つまり、半年に1回いってみよう!と思いたち

 

 

半年後の2022年1月に歯医者へ。

虫歯検査とクリーニングです。

 

 

異常なし!

 

 

よし、このリズムでいけば銀歯を入れられなくて済むぞ

 

 

と思ったのですが、3ヶ月後

 

 

2022年4月。

ちょっと歯が痛い気がしました。

どうしようと思っていると

 

 

この記事

https://kure-90.com/16348697569441#:~:text=%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%81%AF3,%E4%BF%9D%E3%81%A4%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

を見つけました。

 

 

なるほど。

3ヶ月に1度。セルフケアに自信のない人は1〜2か月で歯医者に行くのがいいんだ。

 

 

よし、3ヶ月に1度、歯医者に行くようにしよう!

 

 

と思いたち慣れ親しんだ歯医者に行くと

 

 

「あぁ、こりゃもう銀歯だね」

 

 

と言われました。

 

 

もう既に銀歯を入れられたからか、抵抗なく銀歯を受け入れました。

 

 

2本銀歯が追加され、27歳で4本の銀歯を取得しました。

 

 

ウェルカム銀歯。

銀がなかったときの自分に比べて銀が加わったんだから、人としての価値あがったんじゃね?

 

 

とまた必死に自分に言い聞かせました。

しかし、その後歯医者さんが

 

 

「あぁ、こっちも銀歯だね」

 

 

とさらにもう2本銀歯を入れようとしてくるのです。

 

 

いや、ちょっと待てよと。

 

 

どんだけ銀好きなんだよと。

 

 

銀魂のファンですか。

ギンギラギンにさりげなくって言うけどもう全然さりげなくないのよ。銀の口内アピールがハンパじゃないのよ。口内選考勝ち上がろうとギラついちゃってるわけなんですよ。

 

 

と銀歯に対するフラストレーションがたまりにたまってしまい

 

 

歯医者中に響き渡るような声で

 

 

 

 

 

えぇ!!!??

銀歯確定ですか!?!?

 

 

 

 

とシャウトしてしまいました。全然さりげなくなかったんですが、このシャウトが功を奏し、もう2本銀歯のおかわりを入れられることを防げました。治療せずにその日は帰りました。

 

 

この歯医者はなんかやばいんじゃないかと調べまくったところ

 

 

この記事

https://www.miura-shika.net/point/tooth8020.html

 

 

を見つけました。

治療から予防へ

ということが大事なこと。

「利益のための適当歯医者」がいるということ。(検診が甘かったり、とりあえず銀歯をいれるなど。)

などが学べました。

(※2022年5月まではこの記載があったのですが6月からテキストが修正されているようです。)

 

 

なるほど、銀歯を入れてしまえば詰め物より収益をあげられるのかもしれない、、、

 

 

と衝撃を受けました。家から近いから。慣れ親しんでいるから。

という理由で歯医者を選んでしまった自分を激しく責めました。

(後述しますが、私が銀歯をたくさん入れられた歯医者さんには歯科衛生士さんがいなかったことも歯医者選びが甘かった理由の1つです。)

 

 

そこで、

検索に検索を重ね

「後悔しない歯医者の選び方」

 

 

を3個考えました。

 

 

1 予防を大切にしていること。

先程紹介したこの記事

https://www.miura-shika.net/point/tooth8020.html

 

 

からも、歯科業界は

 

 

治療から予防へ

 

 

が大テーマになっています。

予防を大切にしている歯医者さんを選びましょう。

 

 

予防を大切にしているかどうかの見抜き方としては

 

 

この記事

https://gentosha-go.com/articles/-/13049

 

 

にあるように

「予防に関して何をしていただけますか?」

 

 

と質問することが有効です。

「それはハードルが高い!」と思う人もいるので

 

 

ホームページや看板に

予防歯科

と書いてあるところを選ぶのも手かなと思います。

 

 

また、歯科衛生士さんが充実しているかどうかも予防が充実しているところかどうか見抜く方法です。

私の通っている歯医者さんは歯科衛生士さんが居らず、歯科助手さんしかいませんでした。ちょっとした歯磨きの相談なども歯医者さんにしなければならない状態。しかし、歯医者さんは忙しくまともな対応はいただけないという状態でした。

 

 

2 ミニマルインターベンションの考えを大切にしていること。(すぐに銀歯をいれないこと)

 

 

この記事

http://oc3.jp/treatment/decay/

にあるように

 

 

ミニマルインターベンション(治療は最低限に!)を大切にしている歯医者さんがいいです。

歯医者さんによっては、詰め物より高い銀歯、それより高いセラミックを入れてこようとします。

しかし、銀歯やセラミックは虫歯以外の部分も削る必要があるんです。

https://nishieifuku-shika.net/blog/200925/

 

 

銀歯やセラミックをすぐに入れようとせず、今ある歯を大切にしてくれる歯医者さんが選べるといいですね。

 

 

3 検査の質が高いこと。

 

 

歯医者さんが虫歯の有無を検査する方法として

https://www.miyoshi-dental.net/info/example/20210515/

問診 

視診 

触診 

レントゲン

CT

 

 

などがあります。

私がいっていた歯医者さんは

 

 

ハイオッケー

 

 

と3秒で終わる視診のみ

 

 

ということもありました。

 

 

問診 

視診 

触診 

 

 

が丁寧で

 

 

定期的に

レントゲン

CT

 

 

も行ってくれる歯医者さんを選べるといいですね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

・銀歯をいれられたくない

・「近所だから」という理由で歯医者を選んでしまっている

 

 

という人に向けて

「後悔しない歯医者の選び方」

について貢献できれば幸いです。

 

 

1 予防を大切にしていること。

2 ミニマルインターベンションの考えを大切にしていること。

3 検査の質が高いこと。

 

 

が私は

「後悔しない歯医者の選び方」

 

 

だと考えています。

 

 

これ以外の選び方を知りたい方はこちらのURLをご覧ください!

https://www.jidv.org/how_to_choose.html

 https://happiness-sika-clinic.com/blog/column/haisyano-erabikata/

 

社会科教員がゴールデンカムイを進める理由

 

砂糖!
ケンシです!


今日は


社会科教員がゴールデンカムイを進める理由


について書きたいと思います。


みなさんはゴールデンカムイというマンガを知っていますか?


冒険 歴史 文化 狩猟グルメ ホラー ギャグアンドラブ 感情闇鍋ウエスタン
(単行本キャッチコピーより)


なマンガです。


本当にこのキャッチコピー通りなんですが、やはり


歴史


文化


狩猟グルメ


の3点が社会科教員としてはたまりません。


最近、完結し全話無料公開というオトクなサービスをやってもらっていたので、読みました。


このマンガは、日露戦争帰りの兵士とアイヌの子が隠された金塊を探すというマンガです。


その過程で、日本陸軍の思惑だったり、アイヌ独立の構想だったりと。歴史や文化に触れられることができます。


また、グルメも熱いです。
山にいるリスをどういただくか
など、


里山資本主義』
https://amzn.to/3GD6krn


的な発想で読んでいくと授業にも使えるシーンがたくさんでてきます。


ぜひ息抜きに、はたまた授業準備に読んでみてはいかがでしょうか?


https://amzn.to/3a29Yid

教科書を批判的に検討した先に

 

湯呑み!
ケンシです!


今日は


教科書を批判的に検討した先に


について書きたいと思います。


探求学習や討論学習をおこなっています。
自分で考える。自分の考えを表現する。
を大切にしてもらっていると、しばしば

 


教科書の記述は絶対に正しいと言えることがないのでは?

 


と生徒から言ってもらうことがあります。


それに対して、

 


そうかもしれないね。歴史学者には歴史学者の語りが、高校生には高校生の語りがあるかもしれないね。
自分はこう思うぞ!


と思える歴史解釈、叙述をしていこう!

 


といつも切り返しています。
これに対して、

 


歴史学者の解釈を他と同列に扱うのは違うのではないか

 


というご意見も目にしました。


自分は、主権者教育を論じている社会科教育学者の


専門家を鵜呑みにするな


という言葉を鵜呑みにしてしまっていたのかもしれない。
専門家である歴史学者を鵜呑みにしてはいけない!
という社会科教育学者、主権者教育の専門家の声を鵜呑みにしてひまったのかもしれない。


と考える機会をいただきました。


昔、海外勤務(日本人学校)をしているときに、


マイハテナ


というのを実施していました。


へんだなぁ 
疑問に思うなぁ


と思うことを探究してまとめるレポートのようなものです。
やってもいいし、やらなくてもいいものです。


その中で、


「新聞スタンド「戦争の夢」」という資料が教科書に記載されており、これにハテナを感じた子がいました。


この資料は、新聞屋さんの新聞に、原っぱで寝転ぶ兵士が描かれている資料です。


第三共和政のフランスのページで扱われた資料です。


これに対して、生徒は


戦争の夢とは何か。
この資料を通して、教科書会社は何を伝えたかったのか。


という問いを持ちました。
この単元では、「国を愛することは平和をもたらすか?」という単元を貫く問いを学んでいました。
ナショナリズムと平和を考察するのが目標です。

単元を貫く問い、目標にドンピシャな生徒の問い。


新聞を通して、ナショナリズムが駆り立てられたんだぞ!!


と伝えたい気持ちもあったのですがグッとこらえて、生徒の探究を支援。


中国の日本人学校だったため、文献はうまく手に入らない。
インターネットも規制される中でなんとか
Google検索と
論文検索サイト


などを活用しましたが、全然ヒットしない。
生徒の探究を支援しているうちに、生徒と一緒に自分自身も


戦争に夢を抱くほど、新聞の影響力は本当に強かったんだろうか


戦争の夢、というタイトルは資料の元々のタイトルなのか、教科書会社がつけたタイトルなのか。本当に適切なのだろうか


など、問いをもちました。


生徒と相談し


いっそ教科書会社に問い合わせちゃおう!


ということで、


戦争の夢とは何か。
この資料を通して、教科書会社は何を伝えたかったのか。


を教科書会社に問い合わせました。
本当はタイトルも批判的に問い合わせたかったのですが、まずは資料の出所もわからないので、最初の生徒の問いを確認。


すると、
ポール・ルグラン(1863-1951)の『デタイユの絵「夢」の前で』Devant "Le rêve " de Detailleという作品


であり、エドゥアール・デタイユ(1848-1912)という,戦場や兵士・軍関係の人たちの姿を描くのを得意としていた画家の『夢』(1888)という作品(当時の第三共和政下の徴集兵が演習の後に野営地で眠りについている広い平原の様子)が,おそらくは新聞かなにかに掲載された大きな図版として新聞スタンドに広告を兼ねて掲出され,それを子ども達が感心した様子で眺めている(愛国心,祖国愛に訴えかけている絵に反応している)という場面を,ルグランが描いた,という作品になります。


という回答をいただきました。


さらに、様々な解釈ができること


そしてなんと


この質問に答えるために、改めて調査をしてくださりその中で


絵画の制作年に誤りがあったことを教えてくださいました。


次年度から、この誤りを修正してくださるとのことでした。


直接ではないですが、生徒と教科書を批判的に検討したら


教科書の改訂


が行われたのです。


あくまで、教科書は歴史学者と編集者がつくったもので、絶対に正しいわけではない。
市民として、自分たちの頭で考え、表現することは大切なんだよ


と生徒には伝えました。
少し感覚的な語りで今後はどうしたものかとも思います。


教科書の記述は絶対に正しいと言えることがないのでは?


と生徒が言ってきたとき、どうするかについて、歴史教育の大学の先生からは


生徒が切実に考えたい問いを投げかける
議論する
生徒自身のアウトプットを適切に評価していく


というアドバイスをいただきました。


このアドバイスを生かしたり、歴史学者を尊重する姿勢も持ったりしながら、生徒自身が「専門家の意見に耳を傾けるが決してそれを盲目的に受け入れるのではなく自らの五感でそれを確かめ、最終判断を下せる市民」になれるよう今後も頑張っていきたいと思います。


自身も、専門家を鵜呑みにするだけではなく五感をフル活用していきたいと思います。

その他の教育ブログはこちら→ にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村