マッキー!
ケンシです!
今日は
35人学級の学力に関する科学的意義〜『教育の効果』より〜
について書きたいと思います。
いよいよ来月から、徐々に小学校での35人学級に向けて動き始めていきます。
https://reseed.resemom.jp/article/2021/02/02/1059.html
当初、財務省は
「学力への影響は限定的」
https://www.asahi.com/articles/ASNBW5GKDNBWUTIL01R.html
と述べていました。
このエビデンスはどこから来たのでしょうか。
教育の効果 メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 ジョンハッティ 山森光陽 監訳 図書文化社 2018
は、
メタ分析を統合した結果を示したもの 8
数百万人の学習者が対象者として含まれる5万本以上の研究を統合した結果 8
であり、
各要因が学力に与える効果の大きさのすべてを標準化された平均値差と呼ばれる効果量dによって表す13
効果の基準値としてのd=0.40
介入群の方が偏差値が4高いことと同義16
学級規模を縮小することで実施しやすくなると考えられるフィードバックが、学級規模の縮小に伴ってより充実した形で多くの教室で実施されるようになり、そのような知見が蓄積され統合がなされれば、学級規模縮小の効果は本書で示されたd= 0.21を上回る可能性も考えられる21
と述べています。
学級規模を縮小すること自体にあまり意味がなく、それを教師が生かせるかどうかが学力に影響するということのようです。
こうした文献、データが財務省の論拠になったのかもしれません。
今後も中室牧子さんらの研究が進むのが楽しみです。
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/17030016.html
学力については触れられていませんが、、、