ていね、ていね、丁寧〜!
ケンシです!
今日は
「宿題の効果はイマイチ」の科学的根拠
について書きたいと思います。
『教育の効果』があまりにもパワフルな本だったのでしばらく、『教育の効果』で学んだことのアウトプットが続きます。
教育の効果 メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 ジョンハッティ 山森光陽 監訳 図書文化社 2018
は、
メタ分析を統合した結果を示したもの 8
数百万人の学習者が対象者として含まれる5万本以上の研究を統合した結果 8
であり、
各要因が学力に与える効果の大きさのすべてを標準化された平均値差と呼ばれる効果量dによって表す13
効果の基準値としてのd=0.40
介入群の方が偏差値が4高いことと同義16
宿題の効果 d=0.29 17
→基準値であるd=0.40には届かないものの、d=0.29というのは正の効果 17
学校で宿題を出す事は100回中58回肯定的な差をもたらす37
と述べています。
ただ、宿題を出すだけでは、半分くらいしか効果がないというイマイチなエビデンスがでているようです。
なんのために宿題を出すのか、その子にあった宿題は何か。
そもそも宿題は必要か。
といったことを丁寧に議論しないと、効果が出せないかもしれません。