両生類!
ケンシです!
教員養成は学力に対して意味はない!?〜TFAが成果を挙げる理由〜
について書きたいと思います。
教育現場に立つ方は、教員養成プログラムを受けてきていると思いますが、とんでもないデータを見つけてしまいました。
メタ分析を統合した結果を示した 8
数百万人の学習者が対象者として含まれる5万本以上の研究を統合した 8
教育の効果 メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 ジョンハッティ 山森光陽 監訳 図書文化社 2018
によると、
教員養成課程の効果についての実質的なエビデンスはほとんどなく、またあったとしてもそれが効果的であることを示唆するものはさらに少ない。教員養成をより効果的なものとするには学習方略や指導方略をより強調すること、学習指導を行うには教師が証拠から学ぶと言う考え方を持つ必要があると言うことを強調すること、観察結果やビデオを用いて実践の評価や振り返りをするといった客観性の高い方法による評価制度を作る事、ある方法が効果的ではない場合の代替として用いることができるような様々な指導方法を幅広く身に付けさせることが求められる151
だったそうです。
ケンシ個人には、めちゃくちゃ教員養成の意味はあったと思うんですけどね。
教科観、教育観をぶっ壊し、再構築できたのが大学の学び、教員養成のプログラムでした。
この本でいう学力(基礎と応用?)という定義が狭いことも、教員養成の学力に対する効果の小ささというデータに関係あるかもしれません。
また、このデータは、
教育を専門に学んでいないエリートたちが
困難校の生徒たちの学力をメキメキ伸ばす
ことを証明しているのかもしれません。
単純な学力を伸ばすために、教員養成はあまり貢献していないのかもしれませんね。
教員養成は、学力よりもっと大きなものに貢献している?
だとしたら、それをどう定量的に定性的に示していくのか。
この辺も考えていきたいです。