ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

能力別クラス編制に意味はない!?

 

 

深海魚!

ケンシです!

 

 

今日は

 

 

能力別クラス編制に意味はない!?

 

 

について書きたいと思います。

 

 

みなさんは能力別クラスを体験したことはありますか?

 

 

数学標準

 

 

数学発展

 

 

などです。

 

 

『学び合い』を実践していると、

 

 

能力別に分けちゃうのはもったいな〜

 

 

子ども集団がなんとかできるのになぁ〜

 

 

と思ってしまいます。

 

 

エビデンス的にはどうなんでしょうか。

 

 

メタ分析を統合した結果を示した 8

数百万人の学習者が対象者として含まれる5万本以上の研究を統合した 8

 

 

 

 

 

 

 

教育の効果 メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 ジョンハッティ 山森光陽 監訳 図書文化社 2018

 

 

 

 

https://amzn.to/3vNoJeW

 

 

によると、

 

 

 

 

 

効果の基準値としてのd=0.40 16

介入群の方が偏差値が4高いことと同義16

 

能力別学習集団編制 d=0.12 121

 

実証的なエビデンスによって導かれる結論は能力別学習集団編成のもたらす効果はゼロに近いということ124

 

仮に低学力クラスでの授業が刺激的で挑戦的でそして十分に教育を受けた教師によって行われるものであったとしたら、低学力のクラスの学習者も能力別学習集団編成によって学力が高まるはずである事は明らかである124

 

 

 

 

 

のように

 

 

能力別クラス編制に学力向上の意味はなさそうですね。

 

 

教師側の「教えやすさ」が学力向上にはつながっていないようです。

 

 

なぜなんでしょうか。

 

 

そもそも能力別クラスに意味があり、成果をあげられるなら、能力別クラスはなくなるはずではないでしょうか。

 

 

基礎

 

 

発展

 

 

なら、基礎の子たちの学力が上がって、発展に入る。発展1クラスになるはずです。

 

 

能力別クラスで成果をあげるなら、能力別クラスの指導法に特化する必要があるのでしょうか。

 

 

考えを深めていきたいです。

 

その他の教育ブログはこちら→ にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村