エイムトーーーーーク!
ケンシです!
今日は
教員になる前に読んで欲しい10の本『教師のゲートキーピング』
について書きたいと思います。
教師のゲートキーピング 主体的な学習者を生む社会科カリキュラムに向けて
スティーブン・J・ソーントン(著)/渡部竜也、山田秀和、田中伸、堀田諭(訳)/春風社2012
いくらカリキュラムを変えたところで、教師のゲートキーピング力(カリキュラム調整能力)を高めないと意味が無い
なんのために教えるのか、という信念、エイムトークが教師には必要である
ということがアメリカの社会科教育の歴史などを事例に丁寧に述べられています。
もしかしたらピンときた方もいるかもしれません。
あれに似てませんか?
カリキュラムマネジメント
です。
訳者によると、
カリキュラムマネジメントよりゲートキーピングの方が先に研究されていたんじゃ。
それにカリキュラムマネジメントはあくまで与えられたものを管理するという意味が強い。カリキュラムユーザーという意識がやや強い。
それに対してゲートキーピングは主体的に教師の信念に沿って目標、内容、方法を調整していくんじゃ。
公民的資質ってなんじゃ。人格の完成ってなんじゃ。
教師が定義して実際に教師が子どもに渡すカリキュラムを創り出す。カリキュラムメーカーという意識が強い。
なのになぜゲートキーピングではなく、カリキュラムマネジメントがメジャーな言葉なんじゃ。
学閥だよ。カリキュラムマネジメントをはじめに日本で使いだしたのは、、、(以下略)
ということでした。
特に、信念形成(なんのために教えるのかというエイムトーク)の重要性について再認識できる一冊です。
現場に出て、こういう授業はやめろ、これをやれ
と言われることは珍しいことではありません。
自分が「これがマシだ」
と思える授業を封印された時にどうするか。
そういった時にも備えてじっくりエイムトークをする時間をくれる一冊だと思います。
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