サイニー!
ケンシです!
今日は
紙と電子書籍はどっちがいい?〜『デジタルで変わる子どもたち』のエビデンスから〜
について書きたいと思います。
画像は簡単に共有できるし
重たい教科書なんてわざわざ使わなくていいでしょ!
でも「子どもに買わせた以上、使わせないと」とか「やっぱり紙がいいでしょ」
とかも言われるしどうしたらいいんだろう?
と疑問に思う方はいらっしゃいませんか?
そこで今日は
『デジタルで変わる子どもたち 学習・言語能力の現在と未来』 バトラー後藤裕子 ちくま新書 2021
から、
紙と電子書籍はどっちがいい?
という問いに役立つ知見を共有できればと思います。
本書では、
細部の情報を記憶したり、推測しながら読む力においては、紙媒体での読みのほうがパフォーマンスが良い傾向124 125
この傾向は、大学生だけでなく、子ども(小学生)にもあてはまる125
読みに関わる空間記憶のようなものは、スクロールで流動するデジタル・テクストより、空間が固定されている紙の上での読みのほうが定着度が高い 127
紙媒体はペアワークでのアイコンタクトを促進 131
と述べられています。
なので、紙を使いたい人はこのエビデンスを使って堂々と紙を使っていただければと思います。
え、もうデジタル一本でいこうと思ってたのに、、、
という人には
使いわけの大切さ
→大まかな傾向をつかみたい時には、デジタル媒体
→詳細な情報を正確に得たい時には、プリントアウト
138
という論が展開されています。
なので、この論を応用し、
基本はデジタルで、単元の中で必要なときに必要な分だけ紙も使います。
というアプローチでもいいのかもしれませんね。
残念ながら(?)、紙をすべてなくして大丈夫というエビデンスはこの本にはありませんでした。
ちょーーーっとだけでも紙を使うか、もしくは使うフリをするか(?)
するといいのかもしれません。
デジタルだけで大丈夫!すべてのデメリットを解消できる!
というエビデンスを見つけたらぜひおしえてください。