ナラティヴ!
ケンシです!
今日は
メタ分析から見た『学び合い』の意義
について書きたいと思います。
新年度、『学び合い』やってみようかな、どうしようかな
そもそも『学び合い』ってなんでやるの?
という方に向けて書きたいと思います。
救えなかった誰か
がいる
一人も見捨てたくない
という方は、ぜひ『学び合い』に取り組んでみてほしいなと思っていますが、
今日は、メタ分析の角度から考えていきます。
メタ分析を統合した結果を示した 8
数百万人の学習者が対象者として含まれる5万本以上の研究を統合した 8
教育の効果 メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化 ジョンハッティ 山森光陽 監訳 図書文化社 2018
によると、
効果の基準値としてのd=0.40 16
介入群の方が偏差値が4高いことと同義16
学習スタイルに合わせた指導 d=0.41 198
→環境的 暖かい 涼しい
→感情的 持続的 休憩
→社会的 グループ 1人
→生理的 食べ物 動き回り 198 199
Nuthall 2005
児童生徒は教師がしようとすることの少なくとも4割は既に知っていること、授業内容の3分の1はクラス内の1部の児童生徒しか学べていないこと、児童生徒は教師がいつ自分たちに注意を向けているかやどのようにしたら一生懸命学んでいるように見えるかを知っていること、児童生徒が身に付けた概念や原理の4分の1は児童生徒同士で会話すること、自分で計画した学習に取り組むこと、自分で見つけた資料を活用することによって身に付いたものであると言うことである。すなわち児童生徒は教室の中にでも自分なりの世界自分なりの人間関係の中にいるということなのである259 260
とのことです。
『学び合い』は一人も見捨てない
ことを重んじます。
その代わり、学び方は自由なので好きな学習スタイルを選べます。
また、生徒同士で学び合うので、塾などで学んで学習内容を知っている、学力が高く、学習課題をすぐにこなしてしまう子は、
教える側
にまわり、力を高めることができます。
メタ分析からも、『学び合い』の意義を語れそうです。