ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

真正の学びの視点から〜なぜ模擬国連はワクワクしないのか〜  

 

波田陽区!!!
ケンシです!


今日は


真正の学びの視点から〜なぜ模擬国連はワクワクしないのか〜


について書きたいと思います。


以前、模擬国連に参加してきました。
模擬国連とは、

様々な国の大使に成り代わり、
1つの国際問題について
国同士で協力しあいながら、
ドラフトレゾリューションと呼ばれる解決策を提案し合う

学習活動です。


これをケンシは真正の学びになりうると考えました。

真正の学びとは、


1 構築された知識
2 鍛錬された探究
3 教室の外での学びの価値


で構築された学びです。
(色々な説明の仕方があるうちの1つです。)


今回、ケンシの勤務校の子たちはインター校の普段関わらない子達と活動をしたので、


日頃、調べてきた社会問題の知識や考えを


英語でアウトプットする


教室の外へ飛び出した学びとなりました。


とてもいい機会だなぁと思いましたが、同時に

 

 


あんまりワクワクしねぇ!!!

 

 


と思いました。
なぜでしょう。考えてみると、いくつか理由が浮かびました。

 

 

 

 

まず、「教室の外での学びの価値」を保障しきれない

 

 


点です。
英語科的には十分、価値のある学びになったと思いますが、社会科的には微妙です。
生徒たちは今後の人生で、インター校の生徒たちと議論するという文脈は学生の間に限られてしまいます。
より真正の学びにするんだったら、


ここに国連のスタッフがいて、いい解決策を提案出来れば国連の重役やどこかの政治家に繋げてもらえる!


という機会を用意しなければなりません。
生徒が本当に挑む価値のあると思える


教室の外での聴衆を用意する必要があります。
その用意ができるかどうかが真正の学びを構築しようとする教師の資質だと考えます。
自分を含め、そこが甘かった。


そして、これに関連して

 

 

 

成果が見えない

 

 


という点です。
いくら、インター校の子と議論しても社会は変わりません。
(ゆっくりと多文化共生社会に近づいていくいい機会だということは承知しています。)
インター校の子と議論、ではなく、本当に大事なのは議論した結果、


どんな国や組織に訴えかけるか


です。そこのリアルな文脈を用意できなかったのが残念です。


重ね重ね、自分の力不足でワクワクしませんでした。残念!!!

その他の教育ブログはこちら→ にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村