枠を壊せ!
ケンシです!
今日は
個別最適化がこれだって言うんなら、いらない
について書きたいと思います。
勤務校が開校しました。
しかし、日本から帰って来れない子もいるので、オンライン授業が基本です。
では、学校に来ている子は何をしているのか。
基本、自習なんです。
緩い時間割があてはめられているものの、補習が必要な子は違う教室に移動します。
また、時間割の教科と異なる教科を勉強しても良いことになっています。
なので、選択科目がバラバラで共通の課題を用意できず、いわゆる『学び合い』の流れ
語る
生徒が課題に取り組む
生徒が必要に応じて学び合う
フィードバックをする
ができない状態です。
オンライン授業ででている課題を1日何個終わらせよう
などの課題を朝提示して、帰りにフィードバックするという手もあるのですが、自習監督などがあり、見取りができず難しい状態です。
しかし、裏を返せば、
個別最適化
されている状態じゃないか!!!!
と思いました。
生徒それぞれが、必要な課題を必要な時に取り組めばいい訳ですから。
また、相談も自由ですし。
これは凄いものが見られるんじゃないか!!!
と思ったのですが、
空気が死んでる
状態のように思えました。
生徒みんなは、黙々とノートパソコンやタブレットとにらめっこ。
学び合う姿、折り合いをつける姿は、1時間に1回見れたらいい方です。
個別最適化がこれだって言うんならいらないです。
これじゃ、できる子はどんどん進んで、できない子はどんどん遅れる。その様子に危機感を抱くのは教員だけです。
それに、もっとワクワク生徒が学んでいる空間を教育は提供すべきだと強く思いました。
こうなった背景として、
学び合う姿、折り合いをつける姿が見られるような課題を出していけたらいいですね!
という空気感を職員室でつくれなかった自分の未熟さがあります。
そして、自分に合う課題、教科書をきっちり学べる課題、学問的な議論を深められる課題、プロジェクト型の課題など選択肢を提供して、課題の質においても個別最適化を学校として進めることのできなかった自分の未熟さがあります。
ごめんね、生徒たち、、、。
一方、
参加可能な生徒で行ったケンシの哲学対話では、みんながイキイキと、たくさん語って質問し合ってくれました。
少しでも学校が、みんながワクワクできる教育を実現できるよう頑張っていきます。
まずは
なぜ家でも学べるオンライン授業を学校にわざわざ来てやるのか
語るところから。