ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

核になるのは『学び合い』と真正の学び

 

大事なのは〜♪変わってくこと〜♪変わらずにいること〜♪
ケンシです!


今日は


核になるのは『学び合い』と真正の学び


について書きたいと思います。


前回、


明治図書『社会科教育』に原稿を載せていただきました


について書きました。


生徒の問いとロースクール式評価で始める近現代史


というタイトルで原稿を書きました。


実践の流れとしては、


生徒の問い(生徒たちからでた問い。今回は、「なぜ戦争が起きるのか」)



単元を貫く問い、定期テストで問う(意見を書いてもらう)問いに設定。


単元の中で、単元を貫く問いを考えるための細かな問い(なぜ第一次世界大戦は起きたのか)
などで構成。


単元のまとめには討論を行い、定期テストで自分の意見を書く。


という流れです。


そして、定期テストでは、


ロースクール式評価


を導入。(ロースクールでも使われている評価法。反論を想定したり、論拠を明確にすることを求める。)


した実践についてです。


こうした実践の核になるのは


『学び合い』と真正の学び


です。一言もこれらの単語は原稿では出さなかったのですが、、、


歴史の授業では、「歴史的思考力」などの資質能力を身につけることが求められます。


誰に身につけてもらいたいのか。


生徒全員です。


1人も見捨てず、全員に力をつけてもらうためには、『学び合い』の考えは核になると考えます。
(一人ひとりの資質能力の伸び具合で言うと、ジグソー法などの方が優秀かもしれません、、。そもそも『学び合い』の考え方でジグソー法?というのも成り立つのかも??これから探究していきたいテーマです。)


そして、教育に携わるものとして、教科に関する資質能力の向上はもちろんですが、


「人格の完成」


に貢献したいと考えた時、『学び合い』の考えは重要になってくると思います。


⚠生徒の一生の幸せのために、1人も見捨てないためにも討論という「形」を単元の最後にとっていますが、今後どうしていくか迷っています。


そして、


真正の学び


です。


何度も書かせていただいていますが、


真正の学びとは、種々の議論がありますが、タイトルに直接


真正の学び


とつく
『真正の学び/学力質の高い知をめぐる学校再建』フレッド・M・ニューマン(著)渡部竜也・堀田諭(訳)2017年 春風社
を参照すると、


1 構築された知識
2 鍛錬された探究
3 教室の外での学びの価値


の3つの構成条件によって成立する学びです。


特に、3  教室の外での学びの価値


が重要です。


この視点から「裁判員になった時に使う思考」「日常生活でも、社会に出た時でも説得力をもって表現したい時に使う思考」


として、ロースクール式評価を用いています。


昔の資料を読んで、思考を鍛えたとして


この思考、授業以外でどこでどう使うん?


という生徒の問いに、常に応えられるようにしたいなぁと思います。


今後、自分の核がこのままなのか。変わっていくのか。
それはわかりませんが、


時代がどう変わっても


生徒のために


というところは変わらずにいたいと思います。

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