好きな言葉は「GRIT」
ケンシです!
いくら語っても、テクニックを試しても生徒が拒否反応を起こす事例が大きく2つありました。
『学び合い』じゃ、まったく頭に入んない、と叫ぶ子。
課題が終わらないのがみんなにバレてしまうのが嫌だと、授業を飛び出してしまう子。
流石に頭を抱え、
ケンシ、『学び合い』辞めるってよ
状態になった時に、出会ったのが、
『親なら知っておきたい 学歴の経済学』
でした。ビビっと来たところをとりだすと、
・東大の一般入試「答えのない問題」
・人工知能に奪われない仕事とは
・一番大事なのは、自分自身の幸せの創造ができる子どもを育てられる教育
・これから、終身雇用、年功序列が崩壊。大学卒業後も4割が非正規。
→夫婦共働きで収入を得ながら、両親と共に子育て
→リストラ後の再就職
→人とつながる力が必要
といった情報提供、問い、語りが掲載されていました。
あぁ、だから『学び合い』なんだな、「1人も見捨てない」なんだなと思いました。
「学びの共同体」でも「ジグゾー法」でも「ワールドカフェ」でもなくって。
1人も見捨てないということを語り、クラスのみんなで折り合いをつけながら、課題を達成していくプロセス。
この時代を生き抜くマインドを養うのは「心の教科指導」である『学び合い』なんだなぁ。と改めて感じました。多くの人の言葉を借りると、
「腹に落ちた」
状態になりました。
この本を読んだおかげで、
先生の説明じゃ分からない子も、今の『学び合い』じゃ分からない子もいる。どうしたらみんなができるようになるんだろうか
と語り、予習をしてくれたり、休み時間から課題に取り組んでくれた子が増えたクラス。
みんなができなくても、みんなができる、を目指すクラスになることが大切じゃないかな
と語り、必死に説明の素振りをしてくれた子が増えたクラス。
こうしたクラスに出会えました。
そして、本を読んで実践して、悩みを抱えて、SNSで発信して、という過程で、助けてくれる先輩方に出会えました。
『学び合い』の会に参加させていただき、まさに「学び合う」こともできました。
まだ『学び合い』を始めて2年ですが、今まで紹介した6冊と先輩方の支えがあり、なんとかやっていけています。
6冊以外もたくさん『学び合い』関連の本を読みましたが、またの機会にご紹介させていただければと思います。
個人的には、本を「ある程度」読んだら、とにかく実践者の方とお話するのがいいなぁと感じました。
この「ある程度」が何の本で何冊かは人によると思うので難しいのですが、、、
今後も、みなさんと『学び合い』のことも教育のことも意見交流しながら「GRIT」を発揮して、実践を行っていきたいです。
よろしくお願いします。