ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

小説をなぜ読むのか〜『消滅世界』〜

 

 

おもちゃ!

ケンシです!

 

 

今日は

 

 

小説をなぜ読むのか〜『消滅世界』〜

 

 

について書きたいと思います。

 

 

  • 小説なんて読んだって、、、
  • 面白い小説が読みたい!

 

 

という人に向けて書きます。

 

 

消滅世界 村田沙耶香 河出書房新社 2015


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を読みました。

 

 

 

 

 

 

「夫に襲われたんです」と言うと、警察も驚いていた 48

 

 

 

 

なぜ警察は驚いたのでしょうか。

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

今の時代、結婚は、子供が欲しいか、経済的に助け合いたいか、仕事に集中したいので家事をやってほしいか、そういう合理的な理由ですることが多い 74

 

 

 

 

 

というように、

家族間の性愛、セックスが消滅した世界を描いているからです。

 

 

子どもを生むのはすべて性行為ではなく、精子の提供で行います。

 

 

さらに、千葉市は特区として

産んだ子どもを全員施設に預け、施設の人や地域の人、みんなで育てるという

 

 

 

 

 

 

家族というシステムではなく、

新しいシステム

116

 

すべての子供が、すべての大人に愛されて育つ、まさに「楽園(エデン)」ようであることから、「楽園(エデン)システム」と名付けられています 117

 

 

 

 

 

 

という全く新しい世界が描かれています。

 

 

ですが、あり得る話かもしれないなと感じました。

 

 

この小説の世界では、2次元のキャラを性愛の対象とするのは、当たり前になっています。

 

 

『推しエコノミー』という本が売れているように

 

 

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推しのエネルギーは年々増しています。

 

 

また、体外受精の技術も年々向上しています。

 

 

もしかしたらこんな世界がくるのかもしれません。

 

ゾッとしながらもページをめくる手が止まりませんでした。

 

 

家族ってなんだ

 

性愛の延長に家族愛はあるのか

 

 

などを考える機会、当たり前を問い直す機会が得られます。

 

 

おすすめです。

 

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