お残しは許しまへんで!
ケンシです!
今日は
FACTFULNESSを獲得する社会科授業〜なぜ日本の食料自給率はカロリーベースなのか?〜
について書きたいと思います。
FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 ハンスロスリング、オーラロスリング、アンナロスリングロンランド 上杉周作、関美和 訳 日経BPマーケティング 2019
の中に、ファクトフルネスとは
ただ一つの数字がとても重要であるかのように勘違いしてしまうことに気づくこと 185
という記述があります。
そこで、
このファクトフルネスを獲得することを目標に授業を組んでみました。
MQは
なぜ日本の食料自給率はカロリーベースなのか?
です。
高校生の地理を想定して書きますが、中学生でもいけると思います。
まず、導入として
日本の食料自給率はどのくらいか
問います。
何人からか30%、40%
という声があがります。
そこで、正解です。
ですが、66%とも言われています。
カロリーベースで計算すると38%
生産額ベースで計算すると66%です。
カロリーベースと生産額ベースの違いはなんでしょうか。
そしてなぜ日本は生産額ベースなのでしょうか。
ここからすべて生徒に任せて考えさせてもいいですし、
『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』
『「食料自給率」の罠 輸出が日本の農業を強くする』
を活用して、SQ(小発問)を組んでもいいと思います。
『学び合い』の考え方でもそうではない考え方でもいけます。
ファクトフルネスはもちろん、政府にとって都合の良い数字(食料危機を煽り、フードロスを減らす、農業へ興味を持たせる)が使われているという批判的な思考も持てると素敵です。