クワガタ!
ケンシです!
今日は
なぜ、今、哲学が熱いのか〜『歩行する哲学』〜
について書きたいと思います。
哲学対話の実践が広まり、
社内哲学者
を採用しています。
なぜ、今、哲学が熱いのか。
それは、見方を変える必要があるからです。
変化の激しい社会において
今までこうだったから
は
まーーーーったく通用しません。
例外もあると思いますが、、、
見方を変えるのに哲学ほど有益な学問はありません。
例えば、
歩くって何ですか?
移動手段
と多くの方が答えると思います。もしくは、足を前に出すこと、など。
しかし、
歩行する哲学 ロジェ=ポル・ドロワ 土井佳代子 訳 ポプラ社 2018
によると、
転ばないように転ぶ、持ち直してまた同じことをする。それを歩くという 13
話すことは歩くことと同様、絶え間なく転倒しそうになってはそれを避けて回復するプロセスの連続である24
思考もまた、歩くと言える。思考が試練に置かれた時、哲学はこの実践を最も高度なレベルで行っているのだが、挑発されるたびに克服しながら前方へ逃れようとする仕方は歩くことの中心にある矛盾した動きによく似ている25
哲学はあえて言うなら常に作動し、進行中である27
→転びながら転ばないようにすることを無限に繰り返しながら進行する歩行の様式と同じやり方でしか捉えられないということを示している27
と述べられている。
絶え間なく転倒しそうになってはそれを避けて回復するプロセスの連続
が歩くことなんです。
そして、考えることであり、哲学することでもある。
こう考えると、ただの移動手段だった
歩く
が立派なものに見えてきます。
歩くだけなのに充実した時間に感じてくるかもしれません。
見方を変えれば、有意義になる何かがあるかもしれません。