ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

主権者としてのhow to 〜『投票に行きたくなる国会の話』〜

 


違憲

ケンシです!

 

 

 

今日は

 

 

 

主権者としてのhow to 〜『投票に行きたくなる国会の話』〜

 

 

 

について書きたいと思います。

 

 

 

主権者ってなんですかね??

 

 

 

ケンシは、恩師から学んだことを整理して

 

 

 

物事を批判的に吟味して提言などの行動ができる人

 

 

 

だと考えています。

 

 

 

具体的にはどのような行動でしょうか。

 

 

 

投票に行きたくなる国会の話

政野淳子 ちくまプリマー新書 2016

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では、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お祭りを行う時などの単なる道路使用許可の申請なら申請のフォーマットが警視庁のウェブサイトに掲載 35

 


しかしデモの申請許可書はウェブサイトに載せず警備一課の目の前でやりとりしながら書かせる35 36

 


書いて持っていける方が効率的ではないかと聞いても、載せない、としか言わず、なぜデモだけ警備一課の前で書かねばならないのですか、としつこく尋ねるとようやく、デモだけじゃない、銃刀所持の許可書も目の前で書かせる、と言うのです、警視庁の担当者にとってはデモは憲法第21条の保障の対象ではなく、監視対象で、かつ、手続きの上では、道路使用よりも銃刀所持に近いものとして認識されていることがわかりました36

 


現場の警官たちが憲法21条をどう遵守しているのかが問われなければならない時代かもしれません37

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


といった事例も知ることができ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人脈を辿り信頼関係を作ってからでなければ、相談に乗ってもらうことが困難な場合もありますが、あなたの主張に筋が通っており主張の裏付けがしっかりしていれば、かつ議員や議員秘書の感度が良ければ、たとえ初対面だったとしても話は通じます、働きかけの前に、まずは議員立法をしてもらいたい理由等をA4用紙1枚程度に簡潔にまとめておきましょう94

 


まずは自分の住んでいる選挙区から当選した議員の所へ相談にいきましょう95

 


連絡をしても門前払いされたら次の選挙での投票行動に反映させるだけです96

 


衆議院参議院の代表電話にかける

「◯◯議員の事務所にお願いします」と頼めばつないでもらえます

電話で単刀直入に〇〇議員にお会いしたいと頼んでみましょう97

 


10本に1本成功させるつもりで97

電話の感触で15分でも構いません、とか議員がもしお忙しいなら政策担当の秘書の方でも構いません、などと食い下がることも手です97

 


議員側では法制作業と前後または並行して賛同議員を集めたり、党としての意思決定のプロセスに乗せたりなど党内外の手続きや発議の準備を進めなければなりません、世論が動かない場合は議員も党も動かないので、あなたは議員の動きと同時並行で(中略)テーマのシンポジウムや集会を一般向けに開いたり、メディアへの情報提供を行ったり、幅広く世論形成を働きかける必要があります99

議員運営委員会や国会対策委員会、18歳被選挙権を審議することになる総務委員会の与野党筆頭理事からヒラ委員まで、会ってくれる議員にできるだけ多く会って、面談と情報提供を行いながら情報収集を行います、この時収集できる情報は、議員自身の賛否や考え、議員立法を成功させるために働きかけを行った方が良い議員は誰か、党としての考えはどのようなものになりそうで、もしも五分五分ならば誰を説得しなければならないかなどです、思い切ってキーパーソンなどを尋ねてみましょう、もしも具体的な議員の名前を教えてくれた場合は、紹介してください、とか〇〇議員にご紹介いただきましたと言って訪ねて行ってもいいですか、と積極的に他の議員へのロビイングの橋渡しをお願いしましょう100

 


メディアワーク

→何かを行うたびにプレスリリースを作成して政府に意見書や質問書として書いたことや、集会や学習会やイベントやデモの案内を継続的に知らせたりすることです101

 


新聞本社に電話して「御紙の社説を書く論説委員に、国会に提出される予定の〇〇法案の件でお話しをさせていただきたい、とか社論をお伺いしたい、など真正面からぶつかっていきましょう101

 


記者会見

国会審議では法案が成立した後のことも考えて運用段階での行政裁量に縛りをかけたり具体化させたりするための国会答弁を取る作業が重要です102 103

 


国民の権利を縛りかねない法案では権力に歯止めをかけるための答弁を引き出します、また国民の安全を確保する環境に関する法案などでは企業が社会的責任を果たせる方向に規制対象を広げる方向で答弁を引き出すなどです、政令が定められるときに、国会審議や大臣答弁が反映されることがあるからです、そのための質問案を準備して議員たちに託すことは重要です103

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


といった主権者として必要なhow toが学べます。

 

 

 

意見を書くこと、提言をすること

 

 

 

『学び合い』の課題やPBLで行っていきたいですね。

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