ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

小説の書き方『小説を読むための、そして小説を書くための小説集』より

 


死亡遊戯

ケンシです!

 

 

 

今日は

 

 

 

小説の書き方『小説を読むための、そして小説を書くための小説集』より

 

 

 

について書きたいと思います。

 

 

 

小説ってこう書いていくんだ!!!

 

 

 

という驚きと喜びをくれた本があります。

 

 

 

小説を読むための、そして小説を書くための小説集 読み方・書き方実習講義 桒原丈和 くわばらたけかず ひつじ書房 2019

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です。

 

 

 

本書によると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


本書では新しい小説を書く糸口として過去の小説のアイディアを読み取って活用することを提唱 12

 


「二次」のつかない創作も過去の作品を読み、受け入れ、作りかえるところから始まる 52

 


課題 二銭銅貨を題材にして、原作では描かれていない登場人物の心理や、描かれていない場面を登場人物を語り手にして書いてください、原作には登場しない人物を語り手にしても構いません、できれば1000字以上が望ましいです53

 


批評と言うのは小説の優れている点や不十分な点を指摘し、その文学史的位置や価値を論じるもの103

 


古い小説を読んで欲しいのはその小説自体の面白さを味わうためだけではなく、同時に身近にある新しい小説の本になっている小説と意外なところで出会える楽しさを体験してもらいたいからです111

 


課題 自分が選んだ小説を題材にしてその小説の元ネタである小説を見つけなさい、共通点と相違点をそれぞれ5個以上あげること115

 


課題 女の決闘を題材にして自分の想像に従って原作では書かれていない箇所を書き出してみてください、語り手の設定は自由とします、できれば2000字以上が望ましいです137

 


読者として先行する小説を読んだときに感じたことが、作者として新しい小説を生み出す出発点であり、原動力になると言うことです、小説に対しては誰もがまず読者として接するわけですが、感動しかつ不満を抱きその感情を冷静に分析することが読者を作者へと変えるということです191

 


課題 女の決闘の真似をして自分が気になっている小説を書き変えてみる192

 


実践してきたことを一言で表すなら、読むことの創造性となるでしょう、私たち読者が読むときには書かれていないこと、〈空所〉を様々に想像・創造しながら読む、また新しい小説を生み出す時にも、まず読者として既に書かれてある小説を創造的に読む、そしてその読みに基づいて作者として書き換えるという作業が必要でした207

 


課題 次のキーワードやそこから連想する言葉が使われている断片を見つけて、キーワードごとにそれらの断片を結びつけてどんなイメージが浮かび上がるか、考えてみてください、考えるだけではなくて書き留めてまとめた方がイメージが明確になりやすいと思います、死、花、演技、告白 219

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というようなコツをもとに課題をこなしていけば小説が書けるようになりそうです。

 

 

 

作家志望の生徒に絶対すすめたいですね。

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