バッテリー!
ケンシです!
今日は
『読みたいことを、書けばいい』と『イン・ザ・ミドル』を読んで成果をあげた話
について書きたいと思います。
前も書かせていただいたのですが、
5行歌の会主催第6回「恋の五行歌」公募
にて、
入選200首に選ばれました!
そして、
6月刊行予定の『恋の五行歌 キュキュン200』に1ページ、ケンシのつくった5行歌が載ります。
値段のつく本の1ページに構成され、一応(本当に一応)ですが、自分の作品、文章に値段がつきました。
なぜ成果があげられたのか。
参考にした2冊の本を紹介します。
まず、1冊目は書くことのマインドセットを整えてくれた本、書くっていいなぁと思わせてくれた本
読みたいことを、書けばいい 田中泰延 ひろのぶ ダイヤモンド社 2019
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です。
この本において、書くことは、
すべての文章は、自分のために書かれるもの 35
書き手ではなく読み手として書く 93
ターゲットなど想定しなくていい 96
感動が中心になければ書く意味がない
愛と敬意。これが文章の中心にあれば、あなたが書くものには意味がある 185
なにより、あなたが読書で感じた体験を、感動を、いつの日か、あなた自身が書くことでだれかに与えられる可能性がある。だからこそ、人間は書くのである。217
書くことはたった一人のベンチャー起業 232
文章を書いて人に見せるたびに、「それは誰かの役に立つのか? いままでになかったものか?」と考えぬけば、価値のある意見には、必ず値段がつく 236
自分のために書いたものが、だれかの目に触れて、その人とつながる。孤独な人生の中で、誰かとめぐりあうこと以上の奇跡なんてないとわたしは思う。
書くことは、生き方の問題である。
自分のために、書けばいい。読みたいことを、書けばいい。248
です。
読み手なんて気にするな、自分の読みたいものを書けという主張を中心にしつつも、「誰かに与えられる可能性」「誰かの役に立つ」という貢献の姿勢を貫く文章にシビれました。
極めつけは、
書くことはたった一人のベンチャー起業
というフレーズ。
何かを書きたい、書かずにはいられないと強く心を揺さぶられました。
2冊目は、具体的にどのように書けばいいか教えてくれた本。
イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室 ナンシー・アトウェル著 小坂敦子・澤田英輔・吉田新一郎 編訳 三省堂 2018
https://amzn.to/34aSxF2
です。この本では、
読者が身近に感じられる1人称の声と存在感、情景が目に浮かぶような単純な色を表す単語と知覚に訴える動詞、工夫された題名、比喩表現、リズムを創り出すような繰り返し、共感を呼ぶような終わり方
それで?の法則
→書く目的、ポイント、理由が存在している 175
頭と心の法則
→書き手自身、あるいは主人公が頭で考えたこと、心で感じたことがなければ、読者を話のなかに引き込むことはできない 179
一粒の小石の法則
→一般論や何かの全般について書くのはやめよう。自分が観察した、特定の人、場所、場面、時間、もの、動物、経験を書こう 184
メモ書きの法則
→下書きとして書くのではなくて、下書き用以外の紙を使ってそこに落書き的に書くことだ 186
を学びました。
特に、
知覚に訴える動詞、リズムを創り出すような繰り返し
は、小さな頃好きだった『バッテリー』
https://amzn.to/2ASUA67
という小説を思い出し、
あんな文章が書けたら
という気持ちで取り組みことができました。
この2冊のおかげで成果をあげることができました。
ぜひおすすめです。