ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

『学び合い』定番の語りと『日本の分断』

 

ルールを作るやつと従うやつ!
ケンシです!


今日は


『学び合い』定番の語りと『日本の分断』


について書きたいと思います。


ここでいう『学び合い』定番の語りとは、

 

 

 


今、MARCHなどの有名大学をでても非正規雇用に従事する割合は約4割。
18〜25歳の非正規雇用の給料は平均年収約180万。
しかし、あるデータによると1人暮らしをするのに年200万かかると言われています。
つまり、大卒の4割が1人で生きていけない時代なのです。
そんな時代になにが必要ですか?知識ですか?見方考え方ですか?資質能力ですか?
どれも確かに大切かもしれません。
でも、1番大切なのは、つながりです。
1人で住めないなら誰かと住むつながり。
いい仕事が見つからないなら仕事を紹介してもらうつながり。
いい大学をでても、1人で暮らせないかもしれません。それは他人事ではありません。
将来、1人で暮らせず、困るのはあなたかも知れません。
では、どこでそのつながりを得ればいいでしょうか。
答えは簡単です。
学校です。この『学び合い』の場です。
この1時間1時間の積み重ねの中で、皆さんが将来、少しでもつながりを保てていることを願います。
さあどうぞ。

 

 

 

 

といった


誰が将来困るかわからない。
根拠は、有名大学卒でも非正規雇用が増えているから。
そして、非正規雇用は稼げないから。
だから、それを補うつながりが必要だ。


という語りです。


これと対抗するデータの載っている本を読みました。


日本の分断  切り離される非大卒若者(レッグス)たち  吉川徹(きっかわとおる)  光文社新書  2018

 


f:id:kenshimanabiai:20200114202152j:image

 

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です。
2018年に出てわりと新しいデータを使った本ですが、主張は常識的です。


学校教育は、平等なルールの自由競争に基づいて人材に序列をつけて、社会に効率よく配分する「格差生成装置」100


とし、


満足、不安、給料、社会参加、政治、文化、消費、教育、海外、健康


などの項目においてほとんどが


大卒が優れている!!!!


というデータの載っている本です。
最近、2がでたドラゴン桜よろしく


大学に行け!!!


というメッセージ性が強いです。


この本と『学び合い』実践者の方がどう折り合いをつけるか知りたいです。


次回は、この本の主張と『学び合い』の語りについて書きたいと思います。

 

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