僕らは地方で幸せを見つける!
ケンシです!
今日は
「『学び合い』の果て」は『ポスト資本主義』に依拠している?
について書きたいと思います。
『学び合い』の果て。
ある熟達した実践者によると
それは
イキイキした地域社会です。
しんどい時や、仕事をなくしてしまった時、すぐに助け合えるような地域社会です。
このビジョンはどこから来たんだろう?
参考になる本を見つけました。
ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来 広井良典 岩波書店 2015
です。
本書によると、
私たちの生きる時代が人類史の中でもかなり特異な、つまり成長拡大から成熟定常化への大きな移行期であることが1つのポジティブな可能性、ないし希望として浮上してくる、その場合資本主義と言うシステムが不断の拡大・成長を不可避の前提とするものだとすれば、そうした移行は何らかの意味で資本主義とは異質な原理や価値を内包する社会像を要請することになるだろうⅳ
こうした文脈においてポスト資本主義と呼ぶべき社会の構想が新たな科学や価値のありようと一体のものとして、思考の根底にさかのぼる形で今求められているのではないかⅳ ⅴ
社会の具体的なビジョンを緑の福祉国家、持続可能な福祉社会といった視点に則しながら考え提起していきたい79
時間の消費と呼び得るようなコミュニティーや自然等に関する現在充足的な志向を持った人々の欲求が新たに展開し、福祉、環境、まちづくり、文化等に関する領域が大きく発展していくことになる、これらの領域はその内容からしてローカルなコミュニティーに基盤を置く性格のもの186
ローカライゼーションあるいは地域への着陸 187
コミュニティ経済
→地域においてヒトモノカネが循環し、そこに雇用やコミュニティー的なつながりも生まれるような経済の有り様190
ローカルなコミュニティ経済が比較的うまく機能しているのはドイツやデンマーク191
のように、ポスト資本主義として
緑、福祉、そして地域のつながりの重要性が述べられています。
『里山資本主義』
『ぼくらは地方で幸せを見つける』
と関連した主張が見られ、
『学び合い』の果てとつながっていると思います。