クラッシャー!
ケンシです!
今日は
『学び合い』という破壊的イノベーション
について書きたいと思います。
以前、『教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に改革する』 disrupting classクレイトンクリステンセン、マイケルホーン、カーティスジョンソン著 櫻井裕子訳 翔泳社 2008
をご紹介しました。
その中で、
破壊は複雑で高価な製品やサービスを提供していた市場を、単純明快、利便性、利用しやすさ、手頃な価格を特徴とする産業の市場に変換するプロセス 12
破壊的イノベーションは他の選択肢が何もないような用途、つまり無消費にぶつけなければ成功させることはできないのだ 73
と述べられていることをご紹介しました。
この定義からいくと、『学び合い』は破壊的イノベーションだなぁと感じます。
破壊は複雑で高価な製品やサービスを提供していた市場を、単純明快、利便性、利用しやすさ、手頃な価格を特徴とする産業の市場に変換するプロセス 12
については、
1人も見捨てないという願いにもとづいた語り
さぁどうぞ、で課題提示
フィードバック
という『学び合い』の考え方で行われる授業のベースは、単純明快で利便性、利用しやすさに富んでいると感じ、『学び合い』は破壊的イノベーションだなぁと感じます。
そして、
破壊的イノベーションは他の選択肢が何もないような用途、つまり無消費にぶつけなければ成功させることはできないのだ 73
については、多くの授業が「知識」や「資質能力」のために消費されている中で、
「幸せ」に主眼を置いた点で、無消費(他の選択肢がない、他に教科で生徒を幸せにするという発想の授業はない)にぶつけていることから、
『学び合い』は破壊的イノベーションだなぁと感じます。
これを持続的イノベーションのシステム(ちょっとずつ教育を変えようとしている、抜本的には教育を変えられない文部科学省のつくった現在の教育システム)の中でやっているのだからすごいです。