ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

『学び合い』の語りに使える本〜『10年後の仕事図鑑』〜  

 

ダサいはダサいたまから!?
ケンシです!


今日は


『学び合い』の語りに使える本〜『10年後の仕事図鑑』〜


について書きたいと思います。


10年後の仕事図鑑  堀江貴文  落合陽一  SBcreative  2018

 

 

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を読みました。
この本は、堀江さんと落合さんの対談による本で、

 

 

 


AIが台頭する21世紀にはAIに価値を奪われる人とAIで価値を生み出す人の2種類がいる

 

AIによる職の代替=不幸
のロジックを持つ人間は、自分の価値をAIと同じレベルに下落させてしまっている点でダサい  29

 

僕たちがなすべきこと。それは社会の慣習や常識に囚われて打算に走りすぎることではなく、自分の好きという感情にピュアに向き合うことなのだ、この話に反論があるというあなたはもしかして好きになる対象を純粋な気持ちで没頭する夢にまだ出会えていないだけではないだろうか 60


複雑性の高い職業を掛け持ちしている人材は、機械に変えるのが非常に面倒だ。コストを割いて機械に代替されるほど経済的なベネフィットが働かないからだ、つまり時代の進み方と共にあらゆるものがコモディティ化していくことに対して、学び続けていく価値が一番高くなる 117 118


手前味噌だが僕は非常に分かりやすい例だ、僕は大学教員(教育者と研究者)と経営者とメディアアーティストというニッチな四つの職業を掛け持ちしている。この四つの職業を成立させるのにはそれなりの労力がかかる。教育と工学研究とベンチャー経営とメディア技術を用いた芸術という異なる軸を並行して行われる機会なんて、開発すること自体がそもそもコストだ、すると、それなら落合にやらせておけ、体力が持つかわからないけど、といった具合になる、その上仕事をするたび学ぶことも増えるからより学ばないといけない、勉強しながら走り続けるには向いている組み合わせである、つまり職業や職能を考える上で最終的にある市場や経済圏の中でその人しかできない状況を作ることが重要なのだ 118


藤原和博は100万分の一のレア人材になろうというが、できっこない、だが100分の一だったらどうだろう3分野をかけあわせて100分の一かける100分の一かける100分の一で100万分の一の人材になれるというわけだ、そうすればある経済圏の中でその人しかできない状況になっている君と同じ価値を持っている人間はどこにもいない 122 123


こうした考えのもと、僕はよく遊びのプロになれと言っている  123

 

おそらく二足のわらじを目指すほとんどの人は本業を食いっぱぐれのないライスワークとして位置付け副業を本当にやりたいライフワークと捉えているのだろう。ただ僕からすればなぜ本当にやりたい仕事で人生を満たそうとしないのか理解ができない。きっと彼らの言い訳はこうだ。家族を養わなきゃいけない、やりたいことも大事だが世間体も大事、一歩踏み出すのが怖い。悪いが僕にはそんな中途半端な思いで打ち込む副業とやらのクオリティーなんて、全く信用できない、そこにはピュアな情熱や社会的な使命感なんて存在しないだろうと思えてならない、そんな事業を誰が応援するだろうか 211

 

一つのことに徹する美学はもうやめよう。色んなことに手をつけてはいけないといった幻想も捨てよう。今はインターネットもあるしAIもある。機械ができることは機械に任せ人間だからこそ発揮できる価値をわらしべ長者的に積み重ねていこう。そのデジタルポートフォリオがアートを作る。一つに絞らないというリスク抵抗したあとは必然的にやるべきことが多くなるので機械に任せられることはどんどん自分から切り離していくことが肝要だ。そうやってリーダーシップとディスパッチ能力、また時に自分がフォロワーシップを生かして切り開く他者を支えていく必要がある  215


ワークとライフの関係性は完全にバランスではなくなった、これからは差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける、work as LIFEを体現する者だけが生き残れる時代になるだろう216 217

 

 

 

 

といった論で、10年後残る仕事、なくなる仕事、増える仕事について述べられた本です。
また、これからの世の中をどう生きればいいかの指南書にもなっていました。


特に、ケンシはAIによる職の代替=不幸
のロジックを持つダサい人間だったのでグサッときました。


本の要約に加えて、
ライフワークで生きていっている人とつながることが自分の人生を高めてくれるのではないか。
色んなことに手をつけるために色んな人との交流が必要なのではないか。
そういったつながりや交流をこの『学び合い』で共に得よう。
さぁ、どうぞ


という語りができそうです。
おすすめです。

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