To be continue!
ケンシです!
今日は
ルーブリック評価の威力〜なぜ500キロ出せるのに出さないのか〜
について書きたいと思います。
少人数の地理の授業で「好きなものと地理を絡めて発表しよう」
というシンプルな課題でプレゼンテーションをしてもらっています。
いわゆる鉄オタの子がいていつも熱の入ったプレゼンテーションをするのですが、用意したルーブリックが難しく?生徒同士の相互評価がふるいません。
そのルーブリックには
「そのプレゼンは生活に役立つ話だ」
という項目をいれています。
これがどうしても難しいらしく、車両の仕組みや駅の仕組みなどを話してもその子は、「役立つ話」と評価してもらえず、また、自分でも「好きなことを話しているだけ」という自覚があったようです。
が、何回目かのプレゼンテーションでその子の成長を見ることができました。
みなさん、日本の新幹線は何キロだせると思いますか?
実は500キロ出せます。しかし、300キロくらいしか出していません。
なぜ500キロ出せるのに出さないのでしょう?
それは最低基準を守るためです。500キロだすと音がでたり、揺れが増えたりします。JRは音も揺れも必ず最低基準を守るように決めています。たとえスピードをだすためといってもほかの基準を破る訳にはいかないんです。
バランスが大事なんです。
みなさんもある教科を頑張ったらほかの教科の点数が下がってしまった、という経験はありませんか?
それではいけません。JRのようにどんな教科も最低基準を守りながら頑張っていきましょう。
見事、新幹線の話を日常生活に転移させて語ることができました。
ルーブリックを示し続けた甲斐がありました。
その子は、「役立つ」を意識してほかの項目が抜けてしまったのですが、、、、
ルーブリックは示し続けることに意義があるのかもな、と感じました。