ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

1、2人しかわからない課題!?


目指せバカボン
ケンシです!
今日は、


1、2人しかわからない課題!?


について書きたいと思います。


以前、「選択授業のお団子課題」について書きました。
選択授業のお団子課題とは、


「授業を受けたい!」と思った子がとる選択授業において、意欲・能力がある生徒が集まり、セオリー通りに「1番早い子が15分でできる課題」をだすと、みんながお団子のように固まって15分〜20分くらいに課題を達成し、ネームプレートを動かしに来る現象


を指しています。


これを改善するため『学び合い』熟達者の方にもらったアドバイス


1人、2人しかわからない課題を忍ばせる


です。


このアドバイスを実践し、
押し付け憲法だ、という資料
押し付け憲法ではない
という資料を配り、


日本国憲法押し付け憲法か。
仲間に説明し納得してもらったらサインをもらおう


という課題を出しました。
大人でもとても難しいし、そもそも相反する資料を与えられそれを調整するのは、自分の中の軸、価値観がないとできないこと。
こちらの狙い通りに、この課題を乗り越えられたのは1、2人でした。


が、








これでいいのか〜?







と思いました。
達成した2人はサインをもらえたのですが、サインをくれた子以外に説明しても納得してもらえず、達成していない子を助けられませんでした。
また、本来注目するべきではありませんが、達成していない子は


「1人も見捨てない」ために一生懸命考えているのではなく、「この問題を解きたい」がために一生懸命頑張っている様子でした。


しかし、、、
自分が成すべきは、達成していない子を見ることではなく、達成した子の動きであり、
2割にどう語るかです。
1,2人しかわからない課題でもそこは一緒です。
そしておそらく心の中で、


時間余らずみんなが活動できるように


ということを願っていたのかもしれません。


本来願うべきは、一人も見捨てないです。
そこを見失ってはいけません。


これでいいのだ〜


バカボンばりに言えるよう頑張っていきたいと思います。

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