ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

先輩から学ぶ『イシューから始めよ』  

 

おそろしあ!
ケンシです!


今日は


先輩から学ぶ『イシューから始めよ』


について書きたいと思います。


イシューから始めよ、という売れている本がありますが、まだ読めていません、、、。


書評などを読むと、

 

 

 

 

 


会議は、イシュー(問題)から始めよう!
目的意識を持った会議を!

 

 

 

 

 

という主張を軸にした本のようです。
まだ読めていないのですが、こないだ先輩が会議中に

 

 

 

 

 

これはなんの問題を解決するために考えているの?


これを話して解決できる問題って何?

 

 

 

 

 

と今までの会議では見られなかった姿勢で会議に参加していました。


突然、イシューから始めるようになったのです。


おおっ、どうなるんだろうと思ったんですが、

 

 

 

 

 

 

とてもよかったです。

 

 

 

 


まず、会議の参加者みんなが目的意識を持つことができます。


そして、

 

 

 

 

 

 

 

その問題を解決するためには他の選択肢もあるよね、ならこの議題には反対かな

 

 

 

 

 


など代替案の提案なども生まれたのです。


恐るべし、イシューから始めよ。

論文が『学校図書館』に載りました!

 

インしてみる!
ケンシです!
今日は


論文が『学校図書館』に載りました!


について書きたいと思います。


皆さんは、6月11日が何の日か知っていますか?

 

 

 

 

 

 

 

学校図書館の日

 

 

 

 

 

 


なんです。
そんな学校図書館の日がある6月に全国学図書館協議会の『学校図書館』に論文を載せていただきました。


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テーマは司書教諭×PBLです。


ケンシは、図書担当なので図書委員の子達と積み上げてきた


図書カフェ


というイベント、PBLについて書きました。

 

 

 

 

 

 

 

司書教諭の役割は、図書館の環境を整備して、教科の先生と協力するだけじゃないぞ!!

 

 

 

 

 

 


ということを先行研究や他分野の研究を踏まえて、図書カフェの事例を質的に分析しながら書きました。


司書教諭の方々はパワーいっぱいの人たちです。
ぜひ、学校図書館、司書教諭の方と学びをデザインしてみてください!

速読・スキミングと批判的・対話的な読み

 

かにーたっべいこー!
ケンシです!


今日は


速読・スキミングと批判的・対話的な読み


について書きたいと思います。


高3の時、


大学生になったら本をたくさん読もう


と考えました。
本をたくさん読むにはどうしたらいいか。


まずは、速読の技を身につけよう!


と思い、速読の本をいくつか読みました。
例えば、


『王様の速読術』斉藤英治  ダイヤモンド社  2006


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https://amzn.to/2WNADpG
です。


この本は、

 

 

 

 


本を読む目的と、本を読むのは30分と決める


必要なフレーズなどを読み取っていくスキミングなどの技法が重要

 

 

 

 

と書かれた本


です。


この技を使い、


速読・スキミングで本をガンガン読んでいます。


ですが、この本


『僕らが毎日やっている最強の読み方』池上彰  佐藤優 東洋経済新報社 2016


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にもあるように、


熟読。
じっくり読む、批判的、対話的に本を読むことも大切です。


最近ふと、速読・スキミングばかりで本を読んでいたなぁと思いました。


そもそもケンシが速読・スキミングで読む本は

 

 

 

 

 

 


30分程度で読めてしまう本

 

 

 

 

 

です。教育のハウツー本や、既有知識がある本がこれにあてはまります。


学術書や、うおっ、なんだこれ!なるほどっ!


という本も読んでいこうと思います。

偽物の場作りと協働

 

ケロロ軍曹
ケンシです!


今日は


偽物の場作りと協働


について書きたいと思います。


みなさんは本気でぶつかりあって、ひとつのものをつくる!


という経験を最近いつしましたか?


そういえばケンシは久しくしていません。


行事を企画・運営する時も、勉強会を開催した時も、クロスカリキュラムをやった時も

 

 

 

 

 

みなさんはどうされたいですか?
なるほど〜、私はこのように思います。
みなさんの意見のいい所をかけあわせて、〜のような落とし所はいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

というアプローチでやってきてしまいました。
しかもそれを、なかなかうまく場作りをして、協働してると思い込んでいました。


自分が学生の時は、

 

 

 

 

 


俺はこうしてぇ!
うるせぇ、俺はこうしてぇんだ!!!
なんだとおおお!?
うおおおおお

 

 

 

 

 

というように、なんの忖度もなしでぶつかり合ってました。
ぶつかり合ってたし、ムカつきましたけど、とっても楽しかった。

 

 

 

 


いやいや、大人なんだから、
みなさんにお伺いを立てて、みなさんで納得できる答えを求めるのは当たり前でしょ?

 

 

 

 

 

とも思うのですが、もしそれが大人ってやつなら、大人ってよそよそしくてつまらない。


中二病な自分も言います。


うおおおお、とぶつかり合うけども、その後はケロッとしてるような場や協働をつくれるような人間になるために努力したいと思います。

学習材としてのラップ  

 

ジャーースラック!
ケンシです!


今日は


学習材としてのラップ


について書きたいと思います。


ラップに注目するきっかけは、


ぼくらの民主主義なんだぜ  高橋源一郎  朝日新書  2015
https://amzn.to/2TUbhok


に、

 

 

 

 

 

 


もともとアメリカの貧しい黒人たちの間で生まれたヒップホップは、生まれながらに社会の矛盾と直面してた。だから音楽なのに、あんた考えな、って、メッセージに溢れてる  115

 

 

 

 

 

 

と書かれ、RHYMESTER「ダーティサイエンス」が引用されていたからです。


RHYMESTERのダーティサイエンスは、

 

 

 

 

 

 

クソな未来さえも生き抜いちゃうタフでラフな最後のテクノロジー


それはダーティサイエンス
汚れたサイエンス

 

 

 

 

 

とリリックをかまします。そして、choice is  yoursでは

 

 

 

 

 

 

誰を犠牲にした? 日本全土
次は誰にリスク押し付けんの
誰が落とし前つけんの
そいつは自分たちの選択

 

 

 

 


かまします。
原子力の単元や模擬投票の単元で、資料や導入、まとめに使えるかもしれません。


※ちなみにはてなブログは、JASRACと提携しています。はてなブログ使用者は、JASRACの許諾なしに、JASRAC管理楽曲の歌詞を引用できます。

公民一発目、民主主義ってなんだ?

 

どんなときも〜!どんなときも〜!
ケンシです!


今日は


公民一発目、民主主義ってなんだ?


について書きたいと思います。


緊急事態宣言が出されたこと、出される前の葛藤を導入に


民主主義ってなんだ?


という問いを投げかけ、対話しました。


民主主義の様々な定義について吟味できましたし、民主主義の良さや課題、中国は民主的かというテーマを探究するきっかけにもなりました。
そして何より、生徒から

 

 

 

 

 

 


今、この瞬間対話してることが民主主義だ

 

 

 

 

 

 


という言葉が出てきたのはよかったです。
どんな人とでも対話ができる人に育っていきますように。

読書紹介『民主主義ってなんだ』  

 

伝えたいことがあるんだ〜!
ケンシです!


今日は


読書紹介『民主主義ってなんだ』


について書きたいと思います。


民主主義ってなんだ?  高橋源一郎/SEALDs  河出書房新社  2015


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https://amzn.to/2TZ0f13
を読みました。
この本を紹介したいと思ったのは

 

 

 

 

 

 

学ぼう。ぼくたちはほんとうに無知だったと思うから。謙虚になろう。ぼくたちが知っている世界の外にはもっと広い世界があるはずだから。憎しみに巻きこまれないようにしよう。いちばん怖い敵はそれだから  8

柄谷行人
→民主主義、つまり、デモができる社会  106

古代アテナイの民主主義を民主主義としたら、代議制民主主義は反民主主義的なものだと思う。139

グレーバー
→民主主義とは、その共同体の成員が誰もが平等に参加して、発言権を保障される、という原則に基づいて、集団的に物事を決めるシステム140

民主主義はあるグループの中で何かを決めるシステムで、そのグループを構成する人間は根本的に平等であること。それがあれば民主主義なんだ  140

京都大学  学生   リデモクラシー
→デモクラシー、起源は16世紀のアメリカ  150
→永遠に話し合う。終わらない。それが民主主義です  150

民主主義制度と言っても様々なバリエーションがある、直接民主主義と議会制民主主義だけではない、例えば8割の人が反対してて2割の人しか賛成していない特定秘密保護法が通る、これは議会制民主主義が破綻している、だから直接民主主義で補うというお前らの言ってることはわかる151

複数の人間が集まって何か決めるとしたら、そこに民主主義が発生する  153

奥田
→僕が思う民主主義というのはエラい人に何でも任せっぱなしで文句言うだけじゃなくて、いろんな人がいる社会の中でどうやって生きていくか、個人として引き受けて考えたり発言したりし続けること 155
→主体者は常に個人じゃないといけない  155
→だから、これまでの運動でよく使われているような、我々は平和を愛しっていうような複数形を主語にすることは基本的にしない、俺はムカついててっていう喋り方でいい、なんか個人的に日常で使ってる言葉でいいんですよ、たとえばフライヤーのデザインからキャッチフレーズ、コールのフレーズ、日常的に使ってる言葉の中から使うことで、もう一回人に民主主義を取り戻す感覚が僕はある  155

SEALDsがその個人として話しをできる場をつくってるということが、民主主義のかたちかもしれない  156

牛田
→僕は民主主義は、立憲主義と絶対にセットじゃないといけないと思う  157
→民主主義はある一定の拘束がないと危ない  160
→民主主義と立憲主義、つまり自由と拘束の間をうまく行き来するように議論を常にやっていく。その循環こそが、僕は本質だと思う 161

ジョン・デューイ
→民主主義は他者と生きる共生の能力

民主主義って、人に教えない。人から教わるものでもない。自分で何かをやって、試行錯誤してつくるものだ  171

民主主義はみんなで一緒にやっていくシステム  172

2013年12月6日、秘密保護法が通るってときに、今日、民主主義が終わりましたって報道ステーションで古舘さんが宣言  174
→民主主義が終わってるなら、始めるぞ  174

民主主義ってデモクラシーの訳でしょ。でも本当なら「民主制」だよね  173

牛田
→デモクラシーは制度で、受けるだけのサービスって感じがするけど、民主主義だとエートスや精神の在り方を示していて、いいなって思う  175

民主主義という言葉に込められているのは単に制度の問題じゃなくて、マインドとかエートスの問題で、だから余計、人によって受け取り方が違う  175

丸山眞男
永久革命という言葉に意味があるとしたら、民主主義だけが永久革命という名で呼ばれるに値する、世界中のどこにも民主化が完了した国は無い、日々、これから永久に確認していかなければならない、あらゆる国は民主化の過程にある177

話し合うこと、迷うこと自体がすごく民主主義的  178

ジョシュアウォン   雨傘革命リーダー
→民主主義国家だったら、どんなに間違ってもやり直すことができる。独裁国家にはその機能がない。デモクラシーだったらどんな悪政でも覆すことができる  184

原理としての民主主義と、僕たちがもっている代議制民主主義ということ劣化品と、その中間を何かで埋めていかないといけない  189

民主主義とは何かと考えるのではなく、民主主義的なことをやってみる、つまり話し合ってみる、その体験が民主主義なんじゃないだろうか、話し合いの中で相手の意見を聞いて自分も相手も少しずつだけど変わっていく、そして共通の地平が見えてくる、そんな時に民主主義っぽいものを感じる、それは凝り固まった、与えられた制度としての民主主義ではなく、僕らの民主主義の片鱗なのだろう194

 

 

 

 

 

 

 

など、まさに


民主主義ってなんだ?


を考えるための文章が満載だったため、紹介したいと思いました。


自分の言葉で、民主主義を子どもたちに伝えたい方、必読です!

https://amzn.to/2TZ0f13

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