ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

ニュータイプとしての『学び合い』

 

しみせん!
ケンシです!


今日は


ニュータイプとしての『学び合い』


について書きたいと思います。


『学び合い』は、


1人も見捨てないという願い、学校は折り合いをつける場であるという学校観、子どもは有能であるというこども観にもとづく教育の考え方。


大概、授業が始まったら教師が願いを語る。課題を提示する。子どもたちは立ち歩き相談しながら課題に取り組む。終了5分前になったら教師はフィードバックをする。という方法をとる。


とケンシは解釈しています。


この考え方は、ニュータイプじゃないかと思ったので書きます。


ニュータイプの時代
新時代を生き抜く24の思考・行動様式 
山口周   ダイヤモンド社  2019


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によると、ニュータイプとは以下の24の思考・行動様式になるようです。
オはニュータイプでは無い従来型の人間、オールドタイプの具体例を、二はニュータイプの具体例を示しています。文末の数字は該当ページ数です。

 

 

 

 

 

 

 


・価値創造

1 問題を解くより発見して提案する  10
オ  問題が与えられるのを待ち、正解を探す
二  問題を探し、見出し、提起する

2  革新的な解決策より優れた課題  11
オ  課題に向き合わずにイノベーションという手段にこだわる
二  手段にこだわらず課題の発見と解決にこだわる

3  未来は予測せずに構想する  11
オ  未来を予測する
二  未来を構想する

・競争戦略

4  能力は「意味」によって大きく変わる  11
オ  目標値を与え、KPIで管理する
二  意味を与え、動機付ける

5  「作りたいもの」が貫通力を持つ  12
オ  スケールを求めて市場におもねる
二  自分がやりたいことにフォーカスを絞る

6  市場で「意味のポジション」をとる  12
オ  「役に立つ」で差別化する
二  「意味がある」で差別化する

7  共感できる「WHAT」と「WHY」を語る 12
オ  HOWを示して他者に指示・命令する
二  WHAT+WHY  を示して他者をエンパワーする

・思考法

8  「直感」が意思決定の質を上げる  13
オ  論理だけに頼り、直感を退ける
二  論理と直感を状況に応じて使い分ける

9  「偶然性」を戦略的に取り入れる  13
オ  生産性を上げる
二  遊びを盛り込む

10 ルールより自分の倫理観に従う  13
オ  組織のルール・規範に従って「無批判」に行動する
二  自らの道徳・価値観に従って「わがまま」に行動する

11  複数のモノサシを同時にバランスさせる  13
オ  量的な向上を目指す
二  質的な向上を目指す

・ワークスタイル

12  複数の組織と横断的に関わる  14
オ  一つの組織に所属し、留まる
二  組織間を越境して起動する

13  自分の価値が高まるレイヤーで努力する 14
オ  今いる場所で踏ん張って努力する
二  勝てる場所にポジショニングする

14  内発的動機とフィットする場に身を置く  14
オ  命令に駆動されて働く
二  好奇心に駆動されて働く

15  専門家と門外漢の意見を区別せずフラットに扱う  15
オ  専門家の意見を重んじる
二  素人の門外漢にも耳を傾ける

・キャリア戦略

16  大量に試して、うまくいったものを残す  15
オ  綿密に計画し、粘り強く実行する
二 とりあえず試し、ダメならまた試す

17  人生の豊かさは逃げることの巧拙に左右される  16
オ  一箇所に踏みとどまって頑張る
二  すぐに逃げて、別の角度からトライする

18  シェアしギブする人は最終的な利得が大きくなる  16
オ  奪い、独占する
二  与え、共有する

・学習力

19  常識を相対化して良質な問いを生む  16
オ  サイエンスに依存して管理する
二  リベラルアーツを活用して構想する

20  他者を自分を変えるきっかけにする  17
オ  要約し、理解する
二  傾聴し、共感する

21  苦労して身につけたパターン認識を書き換える  17
オ  経験に頼ってマウントする
二  経験をリセットし、学習し続ける

・組織マネジメント

22  モビリティを高めて劣化した組織を淘汰する  17
オ  空気を読み、同調し、忖度する
二 オピニオンを出し、エグジットする

23  権威ではなく問題意識で行動する 18
オ  肩書きや立場に応じて、振る舞いを変える
二  肩書きや立場に関係なく、フラットに振る舞う

24  システムに耽落せず脚本をしたたかに書き換える  18
オ  システムに無批判に最適化する
二  システムを批判し、修正する

 

 

 

 

 


です。
『学び合い』は、未来を予測しつつも構想します。
例えば、非正規雇用の拡大や、大失業時代を予測します。
一方、そんな状態でも1人も見捨てない社会を構想します。
そして、


共感できる「WHAT」と「WHY」を語る


をします。
課題を提示する。そしてなぜ学ぶか、語ります。


グループは組んでも組まなくても、移動しても自由なので


複数の組織と横断的に関わる


ことができます。


学び合うことで、


与え、共有します。


一斉授業という


システムに耽落せず脚本をしたたかに書き換える 


べく、個別最適化の学びを推進します。


こういったことから『学び合い』は、ニュータイプの学びであるのかもしれません。

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