死に戻り!
ケンシです!
今日は
について書きたいと思います。
『ライトノベル表現論 会話・創造・遊びのディスコースの考察』 泉子Kメイナード 明治書院 2012
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を読みました。
そこで、
ライトノベルは、自然主義文学がコンテンツ中心のメディアであるのに対し、コミュニケーション志向メディアであると言われる。ライトノベルは文芸作品であるが、読者は単なる受身の存在ではなく、異なった解釈を楽しむ参加者として存在する。32 33
つまり、情報を得るというより、むしろ、ライトノベルの作者、語り手、キャラクター、さらには、読者間のコミュニケーションを楽しむという方が正しい 33
東(2007)
→ポストモダン化されたメディア社会においては、作品は発信者(作者)が一方的に送り出すものではなく、受信者(読者)が解読し、変形するものとして捉えられねばならない 33
ライトノベルの読者は、ポピュラーカルチャーの鑑賞者として共同体意識を持ち、その仲間内のコミュニケーションを大切にする35
ライトノベルという虚構文化の中で交渉する主体(作者)と相手(読者)の相互依存的な関係が、ポストモダンに生きる人間のアイデンティティーを支えていく。そしてキャラクターに自分のイメージを重ねつつ、その架空のキャラクターに萌える消費者たちは、データベース情報を分かち合う共同体の中で自分のアイデンティティーを求めていく。ライトノベルの表現を場交渉論的に考察することで、言語をこのような人間行為として理解することができた 330
と書かれています。
この研究で、ライトノベルとは、コミュニケーションや共同体と非常に関連深いことが明らかにされています。
ライトノベルで生まれるつながりやコミュニケーション、折り合いもあるかもしれません。
『学び合い』実践者は、ライトノベルを学級文庫におけ!?