ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

『学び合い』実践者は、ライトノベルを学級文庫におけ!?  

 

死に戻り!
ケンシです!


今日は


『学び合い』実践者は、ライトノベル学級文庫におけ!?


について書きたいと思います。


ライトノベル表現論  会話・創造・遊びのディスコースの考察』  泉子Kメイナード  明治書院  2012
https://amzn.to/3b628iA

 

 


を読みました。


そこで、

 

 

 

 

 

 

 

ライトノベルは、自然主義文学がコンテンツ中心のメディアであるのに対し、コミュニケーション志向メディアであると言われる。ライトノベルは文芸作品であるが、読者は単なる受身の存在ではなく、異なった解釈を楽しむ参加者として存在する。32  33
つまり、情報を得るというより、むしろ、ライトノベルの作者、語り手、キャラクター、さらには、読者間のコミュニケーションを楽しむという方が正しい 33

東(2007)
ポストモダン化されたメディア社会においては、作品は発信者(作者)が一方的に送り出すものではなく、受信者(読者)が解読し、変形するものとして捉えられねばならない   33

ライトノベルの読者は、ポピュラーカルチャーの鑑賞者として共同体意識を持ち、その仲間内のコミュニケーションを大切にする35

ライトノベルという虚構文化の中で交渉する主体(作者)と相手(読者)の相互依存的な関係が、ポストモダンに生きる人間のアイデンティティーを支えていく。そしてキャラクターに自分のイメージを重ねつつ、その架空のキャラクターに萌える消費者たちは、データベース情報を分かち合う共同体の中で自分のアイデンティティーを求めていく。ライトノベルの表現を場交渉論的に考察することで、言語をこのような人間行為として理解することができた  330

 

 

 

 

 


と書かれています。
この研究で、ライトノベルとは、コミュニケーションや共同体と非常に関連深いことが明らかにされています。
ライトノベルで生まれるつながりやコミュニケーション、折り合いもあるかもしれません。
『学び合い』実践者は、ライトノベル学級文庫におけ!?

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