旅行するなら、どこへ行きたい?
ケンシです!
今日は
本質的な問い(学問的に)〜『『地中海』を読む』〜
について書きたいと思います。
『地中海』を読む ウォーラーステイン 網野善彦 川勝平太 榊原英資 山内昌之 藤原書店 1999
を読み、本質的な問い(学問的に)に触れることができました。
本書で、『地中海』がさし示す「ヨーロッパ」
を書いた佐伯啓思は、ブローデルのこんな言葉を引用しています。
「ヨーロッパとは多様性である」 173
ヨーロッパとは何か、という問い。
そしてその解としての多様性。
ヨーロッパとは何でしょうか。
ヨーロッパ論に関する文献をあまり読めていない自分は、ヨーロッパ論について深めるきっかけをもらいました。
しかし、このままでは生徒にとってはどうでもいい問いで、学校の外での学びの価値を保障しません。
ヨーロッパとは何か、をより生徒にとって切実性がある問いにするなら
修学旅行はヨーロッパにすべきか
なぜ大学生にヨーロッパ旅行は人気なのか
といった問いになるでしょうか。
愛があり、見方、本質的な問いが得られる一冊でした。
ブローデルが『地中海』をどう論じたのか、気になる方は是非ご一読を。