毛沢東主席は今日の中国を誇りに思っただろうか?
今日は以前、紹介した『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」』
(ジョン・フォードン 小田島恒志 こうし 小田島則子 河出書房 2017)
に載っていた問いとその応答について書きたいと思います。
毛沢東主席は今日の中国を誇りに思っただろうか?
筆者は、
非民選政府の統治下に暮らしている人の数は、中国だけで世界中の地域を合わせた人数を上回る
ことや、毛沢東があれだけ嫌がった資本家が力を持っていることを考慮しながらも
世界銀行前総裁ポール・ウォルフォウィッツ氏は2005年に中国を訪問した際、「東アジアは人類史上最短期間で再大多数の富を最大規模で増大させた」 (p138)
という評価や毛沢東の性格などを踏まえ
大きな声で自慢する
と結論づけていました。
こうした問いは、たくさんの文献を読み込み歴史上の人物を理解しなければならず難解です。
しかし、タイムスリップ、妄想を必要とし、1部生徒はワクワクするチャーミングな問いだなぁと感じました。