ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

ボヘミアン・ラプソディの使い方

We will  we  will  rock you!
ケンシです!
今日は、「ボヘミアン・ラプソディの使い方」について書きたいと思います。


2度目の「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました。
この映画は、QUEENフレディ・マーキュリーの伝記的映画です。


主演俳優は、https://www.fashion-press.net/news/41178
によると


私は子供の頃、クセっ毛で目がまん丸であること、つまり自分のアイデンティティに悩んでいました。そんな子供が、自分の声を発見する、それが『ボヘミアン・ラプソディ』です。ゲイで移民で悩んでいる主人公が、自分自身であろうとする物語です。


とコメントしています。


とにかく良かったです。ぜひ見ていただきたいのですが、特に5つ。こういう教材への使い方ができるぞ!
と感じたことを書きます。







1  社会科、マイノリティの導入に。
主人公のフレディ・マーキュリーは、イギリスに住んでいます。彼は、
・ゲイ
パキスタン系移民
ゾロアスター教の両親
であることで差別的な扱いをされるシーンが多々ありました。セクシャルマイノリティ、移民、宗教。様々なマイノリティの切り口に使えると感じました。
どう苦しむのか、どんな目でマイノリティが見られていたのか。
そういう視点で映画を使うことができるように感じました。


2 道徳、あなたのアイデンティティとは?
先程書いたような境遇の中で、フレディは自分のアイデンティティを掴んでいきます。
その様子を見せながら、

あなたがあなたであるために何が必要か?

という問いを尾崎豊の「僕が僕であるために」などと組み合わせながら授業で盛り込むこともできると感じました。


3 総合 パフォーマンス評価
フレディは、最後。チャリティコンサートで大勢の人を感動させ、大量の募金を集めます。

どんな表現であなたたちのグループは世の中に貢献するか

という問いも成り立つかもしれません。


4 なぜ教育をするか。迷った時に。
ケンシは、一回目はDVDで家で見て、二回目は映画館の爆音上映で見ました!
(日本だけでなく海外にも爆音上映が!)
一回目ではなんの涙もでなかったのですが、二回目は、音楽、大スクリーンもあいまって、感動の涙がでました。1リットルの涙状態でした。

しかし、今「さとり世代」の間では、
ご飯はサイゼ。服はGU。映画は映画館ではなくてDVD。連休は旅行ではなく家でゲーム。
といった声が増えているようです。
こうした「こだわらない」余暇の過ごし方も素敵だなぁとは思いますが、

映画館のスクリーンで感動する!

といった感動する心を学校教育で育むことも大切かなぁと感じます。


5 多文化教育 『学び合い』の語りに
この映画を海外でケンシは見たのですが、

バイ、ゲイ、エイズといった表現が丸々カットされていました。
二回。違う国の媒体で見た事で気づくことが出来ました。
国によって、表現の規制に幅があるという話は、多文化教育のネタにもなると思います。

そして、表現が規制される国でバイとしてゲイとしての生きづらさ。

1人も見捨てないの重さを改めて実感しました。



とにかくぜひこの映画をrockしていただけたらと思います。

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