まりもっこり!
ケンシです!
今日は
『民王 シベリアの陰謀』を読むべき理由
について書きたいと思います。
なんか最近小説読みたいな
池井戸潤さんの小説ってどんな感じ?
と思う方に貢献できれば幸いです。
それでは、参ります。
本書のあらすじをまとめるならば、
謎の「マドンナウイルス」に環境大臣が感染。武藤泰山内閣は、緊急事態宣言を出すも、東京都が従わない。その他にも様々なピンチが内閣を襲う。「マドンナウイルス」とは何なのか。武藤泰山内閣はこの難局を乗り切れるのか。
というものです。
いい小説とは、「問いかけがある」小説であり、小説を読むことは「問いをもらえること」だと思っています。
この作品は、まさに問いをもらえました。
例えば、
政策は正しいはずなのに、世の中は"気分"で流されていく
果たしてそれが世論なのだろうか
215日本がダメになる前に、すでに日本人がダメになっている 224
という表現からは世論とは何なのか。国民は政治に参加する能力があるのか。と投げかけられました。
コロナ禍の日本をたっぷり風刺していて、衆院選前の今だからこそ読みたい1冊です。
政治ってなんだ。政治家ってなんなんだ。
問いを持ちながらワクワク読み進められます。
ほっこりエピソードもあって!これぞ、池井戸潤!という1冊です。
ぜひお試しください。