ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

文芸批評がちょこっとできるようになりました〜Mother と『母になる』の比較から〜

 


どんなに小さなつぼみでも〜!

ケンシです!

 

 

 

今日は

 

 

 

文芸批評がちょこっとできるようになりました〜Mother と『母になる』の比較から〜

 

 

 

について書きたいと思います。

 

 

 

『教養としての10年代アニメ』から学ぶ社会科学の意義

 

 

 

 


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を読んで、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米の文芸批評家フレドリックジェイムソンによるとジャンル批評には

1意味論的傾向

→ここのテクストの背後にある一般化された実存的経験のようなものを再構築することでジャンルの本質や意味を記述しようとすること

2統語論的あるいは構造的傾向がある

→作品の持つメカニズムと構造を分析してその法則と限界を確定すること

 


例えば0年代の批評家の場合、セカイ系や空気系(日常系)といったジャンル分けでアニメ批評が行われた11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということを学びました。

 

 

 

そこで早速素人ペーペーですが、

 

 

 

文芸批評に挑戦してみます。

 

 

 

Motherというドラマを知っていますか?

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2010年に放送された芦田愛菜さんが出演していたドラマです。

 

 

 

簡単に言うと、

 

 

 

虐待されていた子を

教師をしていた女性が

誘拐して育てる

 

 

 

ドラマです。

 

 

 

誘拐した一人の女性の母性と

 

 

 

誘拐したという罪

 

 

 

を対立させながら

 

 

 

愛とは何か

 

 

 

母とは何か

 

 

 

と問う作品なのかなと感じました。

 

 

 

それに対して、

 

 

 

母になる

 

 

 

というドラマを知っていますか?

 

 

 

2017年に放送され、沢尻エリカさんが主演の作品です。

 

 

 

2人の母性の強い母が出てくる作品です。

 

 

 

あるとき、親子幸せに暮らしていた家族がいました。

 

 

 

しかし、幸せな暮らしはあっという間に吹っ飛んでしまいます。

 

 

 

3歳の子どもが誘拐されたからです。

 

 

 

誘拐犯は自死し、誘拐された子供は放置され、一人で泣き続ける日々。

 

 

 

それを見つけたある女性は、自分が育てると決心します。

 

 

 

誘拐された子だと知ってからも警察に届けずに。

 

 

 

2人の母性の強い母。

1人は産みの親だが、誘拐事件のせいで生育歴が短い。

 

 

 

もう1人は産みの親ではないが、生育歴が長い。

 

 

 

この2人の比較から、

 

 

 

母とは何か

 

 

 

血縁か時間か

 

 

 

と問う作品なのかなと感じました。

 

 

 

どちらも母とは何かを問うた作品ですが、

 

 

 

Motherの方が圧倒的に話題になりました。

 

 

 

トルコでもトルコ版が放映されるくらいに。

 

 

 

なぜ同じ問いを投げかける作品なのに、Motherが圧倒的に人気になったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケンシは

 

 

 

Motherは1人の母の強い思いに

視聴者が共感できたのに対し、

 

 

 

母になる

 

 

 

は2人の母が出てきて、共感が半減したからではないか

 

 

 

という構造的な理由、

 

 

 

Motherの方が先だったから

 

 

 

芦田愛菜さんの演技

 

 

 

などの理由が浮かびました。

 

 

 

他にはどんな批評ができるのでしょうか。

 

 

 

これからも学んでいきたいです。

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