イマジン!
ケンシです!
今日は
ニュータイプになるために『断絶への航海』(SF小説)を読め!?
について書きたいと思います。
断絶への航海 ジェイムズ・P・ホーガン 小隅 黎 訳 ハヤカワ文庫 2005
を読みました。
本格的なSF小説です。
未来、ある惑星に
人類は受精卵とそれらを育てる機械を送ります。
しばらく経って人類が送られた
ケイロン人
の呼ばれる人たちに会いにいくと、人類とは異なった世界観を共有していました。
それは、
階級とか地位とかいう概念が、まるで存在しない 219
結婚にあたる社会制度がないらしくまた一夫一婦制とか個人間の終生の関係といった考え方もないようだ257
宗教はありません 263
ケイロン人の通貨は、おたがいの尊敬 268
私たちが覚えなければならないのは、お互いそれぞれ得意なものは何かを知って認め合うことと、場合に応じて違った人間を指導者に立てることだけ321
ケイロン人は一定のグループを線で囲んでその内側にいる人間は皆同じと言うような考え方をしないのです、現在あそこにいる暴徒の1団と同じ制服を着ているからといって兵隊全部を憎んだりしてはいませんし、ましてや地球人全体を敵視することなどあり得ません、彼らはそういうものの考え方をしないのです350
上述のような世界観です。
会社はあっても社長はいません。
階級や地位、結婚という制度に縛られず
それぞれ得意なものを重視
する。
これらの世界観に触れると、
あぁ、ニュータイプだ
と感じました。
それはアムロ的なあれではなく、
ニュータイプの時代
新時代を生き抜く24の思考・行動様式
山口周 ダイヤモンド社 2019
で示されたように
権威ではなく問題意識で行動する 18
肩書きや立場に関係なく、フラットに振る舞う18
存在です。
ニュータイプがつくる社会ってこんな感じかしらと
『断絶への航海』を読むとイメージがつかめます!