ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

なぜ本を読むのか〜『読書力』〜

 

タイのアニキ!
ケンシです!


今日は


なぜ本を読むのか〜『読書力』〜


について書きたいと思います。


みなさんはなぜ本を読むのですか?


教養を得たいから?
学び続ける人になりたいから?
面白いから?


色んな動機があると思います。


そんな動機を熱く何倍にもしてくれるパワフルな本に出会いました。


読書力  齋藤孝  岩波新書  2002


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です。この本によると、

 

 

 

 

 

 


読書
→ぜひとも習慣化すべき技  ⅰ

文庫百冊・新書五十冊を読んだ、を読書力があることの条件とした  ⅲ

読書は自己形成のための糧だから  4

読書はコミュニケーション力の基礎  4

私がひどく怒りを覚えるのは、読書をたっぷりとしてきた人間が、読書など別に絶対にしなければいけない、などと言うのを聞いたときだ。4  5

こうした無責任な物言いには、腸が煮えくり返る。ましてや、本でそのような主張が述べられているのを見ると、なおさら腹が立つ。自分自身が本を書けるまでになったプロセスを全く省みないで、易きに流れそうな者に「読書はしなくてもいいんだ」という変な安心感を与える輩の欺瞞性に怒りを覚える  5

本は読んでも読まなくてもいいというものではない。読まなければいけないものだ。こう断言したい  5

読書は思考活動における素地をつくるものだ。もちろん読書をしなくても考えることはできないわけではない。しかしそれは、四股を踏まない者が取る相撲のように、レベルの低いままに止まる。本格的な思考力は、すべての活動の基礎だ。経済活動にせよ、詰まるところ思考力である。日本経済の危機が叫ばれているが、読書力の復活こそが、日本経済の地力を上げるための最良の方法だと私は考えている  7

読書力は人間理解力、コミュニケーション力  20

私が読書力検定というものを行うとすれば、やり方はこうだ。全員に同じ新書数冊を渡し、三十分程度で要点に線を引いてもらう  21

資料を十冊ほど渡されて、一、二時間で的確に処理できる人には、多くの仕事を頼むことができる。どんな仕事でも、情報処理能力は必要な時代だ  23

入社試験や大学入試などで、この方式が採用されることを望んでいる  24

本を目の前に数冊積まれて、短時間で読みこなすことができる人間であれば、どの学部でもおそらく通用するであろう24

読書が技として質的な変化を起こすのが、およそ百冊単位だからだ  26

中学高校で文庫系を三、四年でこなし、それに続いて新書系をこなす。これが、知力のトレーニングとして日本人の当然のメニューになれば、この国が地盤沈下するという不安を払拭することができると考えている  28

本はなぜ読まなければいけないのか、という問いに対する私の答えは、まず何よりも、自分をつくる最良の方法だからだ、ということだ  50

名前が出たときに、ああ、あの人ね、というふうに相槌を打てるだけでも、相手の話す気持ちは高められる  81

 

 

 

 

 

 

のように、読書する意義は山ほどあり、学校教育にも盛り込むべき代物のように思えてくる。


特に、

 

 

 

 


小学校時代の本好き読書好きというのには、実はトリックがある。30
→児童書、絵本 ばかり
小学校時代の読書指導にもある程度の問題があると考えるのが妥当  31

 

 

 

 

 

 


この指摘には納得しました。
司書教諭資格を持つものとして心に留めておきたいです。。

 

 

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