ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

なぜ男は青、女は赤という固定観念が生まれたのか〜『できそこないの男たち』〜

 

ぎんさーーーん!
ケンシです!


今日は


なぜ男は青、女は赤という固定観念が生まれたのか〜『できそこないの男たち』〜


について書きたいと思います。


ケンシは男です。が、赤が好きです。
なんとなく男は青で、女は赤という空気をこれまでずっと感じてきました。
赤が好きなことで、困ったこともありました。


なぜ男は青、女は赤という固定観念が生まれたのでしょうか。


なぜ男です。「が、」赤が好きです、と言わなければならないのでしょう。


調べてみると諸説ありまして、

 

 

 

 

 

 

1964年のオリンピックの際に、分かりやすいようトイレを性別で色分けしたから

 

 

 

 

 

 

などの説がありました。
なるほど、歴史的なお話、利便性のお話、偶発性かな(トイレを性別で色分けしたのはわかるが、結局、なぜ男が青かはわからない)


と解釈していたところ、

 

できそこないの男たち  福岡伸一  光文社新書  2008


f:id:kenshimanabiai:20200722183141j:image

 

 

https://amzn.to/2DHaeD1
に出会いました。
この本によると、

 

 

 

 

 

 

 

赤い精子が結びつけば女児が生まれる。青い精子が結びつけば男児が生まれる。40

青い色の精子
Y染色体を持つ精子

 

 

 

 

 

 


とのことなんです。


ん?
比喩かな?
神話かな?
昔話かな?


と注意深く読んだんですが、また、複数の人にも該当箇所を読んでもらったんですが、


科学的な事実っぽく書いてあります。


しかし、検索してもそのような話は出てきません。


不思議です。


もしかしたら本当に、科学的な事実として


赤い精子は女の子、青い精子は男の子なのでしようか。


そこから赤は女、青は男


につながったのかもしれません。


しかし、社会科教員として声を大にして言いたいのですが、

 

 

 

 

 

 

なぜ女の子が赤い精子から生まれるといって、
女性を指す色が赤にならなければいけないのか!!!

 

 

 

 

 


このような遺伝学や脳科学決定論に陥りやすく、人種主義の議論を彷彿とさせるように感じてしまいます。


社会科教員としては、常にこういった決定論にはなぜ?を問いかけ、批判的に吟味したいし、批判的に吟味できる人を育てたいです。

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