ケンシ@『学び合い』と真正の学びブログ

本の紹介、高等学院の立ち上げ、育児について書いています。以前は、『学び合い』、真正の学び、社会科教育などをメインに書いていました。

なぜ学校は「しつけ」をする必要があるか〜『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』〜

 

ながーーーーーーい!
ケンシです!


今日は


なぜ学校は「しつけ」をする必要があるか〜『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』〜


について書きたいと思います。


みなさんは


なぜ学校は「しつけ」をする必要がある


と思いますか?


そもそもそんな必要は無いという意見もあると思いますが、この記事ではあるという前提で進めます。


親の要求でしょうか。


家庭教育の弱体化でしょうか。


社会人に必要だからでしょうか。


学力につながるからでしょうか。


人格の完成に必要だからでしょうか。

どれも正解かもしれませんが、1番データが出ているのは

 

 

 

 

 

 

 


無礼は人に伝染してしまうから。
つまり、人の人格の完成を妨げてしまうから。

 

 

 

 

 

だと考えます。


Think  CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である  クリスティーンポラス  夏目大 訳  東洋経済新報社  2019


f:id:kenshimanabiai:20200712172855j:image

 

 

 

https://amzn.to/3dss4WC
によると、

 

 

 

 

 

 

 

無礼な職場では、半分の人がわざと手を抜く  iv
→48%の人が、労力を意図的に減らす
→47%の人が、時間を意図的に減らす
→38%の人が、質を意図的に下げる

無礼な人がもたらす費用
→同僚の健康を害する  14
  →同僚が友好的でない人は、友好的な人に比べ調査期間だけで約2.4倍の人数が死亡している  15
→会社に損害をもたらす  16
  →アメリカ心理学会の試算によれば職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストは一年に五千億ドルにものぼるという、なんと仕事上のストレスが原因で毎年五千五百億日もの就業日が失われ、職場で発生する事故の六十から八十パーセントはストレスが原因で、アメリカ人の通院の約八十パーセント以上がストレスに関係しているとも言われる  16
  →日々ストレスを感じながら仕事をしている労働者は、そうでない労働者に比べ、医療にかかるコストが46パーセント高い  16
→まわりの思考能力を下げる  21
  →全般を貶める発言を聞いたグループは、(中略)テストの結果が33パーセントも悪くなり、(中略)創造的なアイデアの数が39パーセント少なくなった  23
  →見ず知らずの人間に無礼な態度を取られた被験者は、(中略)テストの結果が61パーセント低下し、(中略)アイデアの数も半分以下になってしまった  23  24
→まわりの認知能力を下げる  24
  →治療成果は、病院内の誰かの無礼な言動によって実際に低下する  28
→まわりを攻撃的にする  30
  →無礼な扱いを受けると、他人に協力しようとする人は3分の1に減り、他人と何かを分かち合おうとする人は半数以下に減る  30
  →理不尽な扱いを受けた人はどうしても、その後、集中力、注意力を削がれてしまう  32

 

 

 

 

 

 

 

 

だそうです。


儀礼儀、言うような大人にはなりたくないと思っていましたが、やっぱり言わざるを得ないですね。
もしくは力をつけて、この資料を提示するだけで生徒がそう動くようにするか。
道は長いです。

 

その他の教育ブログはこちら→ にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村