水曜どうでしょう!
ケンシです!
今日は
なぜアクティブ・ラーニングを批判する本が売れるのか〜『7つの神話との決別』〜
について書きたいと思います。
7つの神話との決別 21世紀の教育に向けたイングランドからの提言 デイジー・クリストドゥールー 松本佳穂子、べバリーホーン 監訳 大井恭子、熊本たま 訳 東海大学出版 2019
https://amzn.to/3eps1fy
を読みました。
この本では、
7つの神話とは、以下である。17
1 事実学習は理解を妨げる
2 教師主導の授業により生徒は受け身になる
3 21世紀はすべてを根本的に変えてしまう
4 調べようと思えばいつでも調べられる
5 転移可能なスキルを教えるべきである
6 プロジェクトとアクティビティーが学びの最良の方法である
7 知識を教えることは洗脳である
と7つの神話をあげ、それらを批判します。
さらには、
これがドリルの恩恵なのだ 63
とドリル学習の意義を述べます。
なぜこのようにアクティブ・ラーニングを批判する本が売れるのでしょうか。
友達のスペインの先生に聴いたのですが、
ヨーロッパでは、アルファベットの習得すらプロジェクト学習で行っていて、アルファベットの習得が徹底できていない現状があるからでは無いか
という回答が得られました。
なんと読み書きの基礎、日本でいえばひらがなの習得ですら、プロジェクト学習で行っているそうです。
校長先生に手紙を書いて花壇をつくってもらおう!
というようなプロジェクトの中で、文字を学ぶんだとか、、、、
そういえば日本では、ひらがなや足し算をアクティブ・ラーニング、プロジェクト学習で学んでいる学校や授業はどれくらいあるのでしょうか。
教育=アクティブ・ラーニング
と一緒くたにケンシは考えできてしまっていました。
ひらがなや足し算ができない子に、アクティブ・ラーニング、プロジェクト学習の実践のみでひらがなや足し算をマスターしてもらえるか?
と考えた時にちょっと怪しい気がしてきました。
お手本をしっかり見て、反復練習、ドリル学習が必要な気がしてきます、、、。
『学び合い』ならいけると思いますが、、、
んーー。
しかし、基礎はなくてもアクティブ・ラーニングはできると考えているはずなのに、、、
ひらがなや足し算となると難しい気がしてしまうのはなぜでしょう、、、。
みなさんはどう思われますか?