レーーーーーーッド!
ケンシです!
今日は
科学で芸術は創れるのか〜中国のお笑い事情〜
について書きたいと思います。
ケンシ、お笑いが大好きです。現在、中国に在住しているので中国のお笑い番組を見ています。
気に入っているのが、
相声有新人
という名前で、
(相声は漫才という意味です。)
どんどん漫才の新人が出てきて、ダウンタウン的な人が審査をする。審査に合格するとダウンタウン的な人のチームメイトとして漫才バトルで戦える
という番組です。
そこで、
博士夫婦
というコンビが出てきます。
なんと上海交通大学(偏差値的にいうと旧帝くらいでしょうか。)で
漫才を科学的に研究している博士の夫婦がでてくるのです。
そして、
古い漫才は終わりや
これからの漫才はな、科学の手法が必要なんやで
と豪語します。
で、すごい偉そうに、ダウンタウン的な人に
「俺たちのこと知ってる?」
って言って、漫才の構造、とか、笑いの方式みたいな著作を渡すんですよ。
そして、漫才を始めます。
結果、クソほどスべるんですよね。
当然のごとく審査に落ちるんですけど、
逆ギレするんですよ。
ダウンタウン的な人も共演する芸人に対しても
お前らの漫才は古い漫才や!
って悪態つきます。
ダウンタウン的な人には軽く冗談でいなされ、共演者からはブーイング。
退場します。
中国のネットは軽く炎上。
これを見て、科学で芸術を創れるのか、考えさせられました。
個人的な見解としては、
創れる
です。
今回書いたこの博士夫婦の研究は甘かったんだと思います。
500組以上の漫才師のネタを見て、表情が大事とか認知的不協和が大事とか4秒に1回客が笑っていればいい漫才だと客に認識されるとか。
そういう方程式を科学で、データで生み出していました。
でも通じなかった。
これって科学がダメなんだ。実践が大事なんだ。
とも言えそうですけど、そうではなくて科学が、研究が不十分だったんじゃないかなと思います。
どんな人が漫才をやるのか
お客さんはどういう層なのか
間の空け方は
会場の広さは
声の高さは
とか。まだまだまだ、データ化できる所がたくさんあるんだと思います。
教育だとこれをやっているのは、教科教育学。または、向山洋一先生率いるtossでお馴染みの「教育の法則化運動」ですかね。
どんどん研究してみたいです。
ちなみに、日本の技術でAIに大喜利をさせ、
こんなサンタクロースは嫌だ
というお題に対してはこんな風に答えるそうです。
思想が赤い。