いまだになぜなぜ病が止まらない!
こんにちは、ケンシです!
今日はケンシが大切にしている
真正の学び
について書きたいと思います。
授業の考え方は『学び合い』の考え方で取り組んでいるのですが、
課題づくり
において真正の学びは重宝すべき理論だと考えています。
種々の議論がありますが、タイトルに直接
真正の学び
とつく
『真正の学び/学力質の高い知をめぐる学校再建』フレッド・M・ニューマン(著)渡部竜也・堀田諭(訳)2017年 春風社
を参照すると、真正の学びには3つの構成条件があります。
1 構築された知識
2 鍛錬された探究
3 教室の外での学びの価値
です。
今まで、学問中心のカリキュラムでいくか、子ども中心のカリキュラムでいくか。
といった論争が何度も繰り広げられて来たと思います。
こうした論争を見事に取り込んだ学力論が
真正の学び
です。
学問中心の考え方だと「知識が大事だ。見方考え方が大事だ。」といった議論がなされてきました。
それが1,2の条件にあてはまります。
それに対し、「なぜ地理的な見方なんて出来なきゃいけないの?」「どこでそれを使うの?」
といった子どもの視点に寄り添ったのが3つ目の条件です。
学問の要請も子どもの要請も取り込んだ学力論であり、
2020年版指導要領の
何を学ぶか
どのように学ぶか
なんのために学ぶか
という議論の元になった学力論です。
知識や見方考え方を保証しながら、「なんでこんなこと学ばなきゃいけないの?」
という子どもの問いにも応えうるような課題をつくれたらとおもいます。